三菱総合研究所(3636)

9月14日に東証1部市場上場の三菱総合研究所(3636)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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三菱総合研究所(3636)
銘柄三菱総合研究所(3636)
市場東証1部市場
上場日9/14
公募価格2200円
連結PER(なければ単独)12.3倍
主幹事証券三菱UFJ証券
公募売り出し総額66億円
時価総額361.3億円
初値予想レンジ2600円〜2800円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
昭和45年に三菱創業100周年記念事業として設立した総合シンクタンク
子会社10社と関連会社6社によって構成、シンクタンクコンサルティング事業と、ITソリューション事業を行う。

シンクタンクコンサルティング事業(当第3四半期売上高比率:30.2%)】
官公庁・民間企業から調査研究・コンサルティング業務を受託し、調査、分析、コンサルティング等のサービスを提供する。
社会公共政策分野、科学技術政策分野、経済産業分野、経営コンサルティング分野と多岐に亘っている。


【ITソリューション事業(当第3四半期売上高比率:69.7%)】
経営のIT化を上流から下流までトータルに支援するサービスを提供。
金融、製造・流通・サービス、公共等の各分野において、企業経営革新の戦略設計、戦略情報システムの構想策定、ITを活用したマネジメントシステム革新やインターネットを利用したビジネスモデル革新等を行う。

ITコンサルティングシステム開発においてはITの活用を経営戦略に取り込むITコンサルティング、ソフトウェア開発、システム機器関連サービスを行う。
アウトソーシングサービスにおいては、三菱総研DCSが提供する給与人事サービス「PROSRV」を主力とした情報処理サービスや千葉情報センターを利用した基幹システムのアウトソーシングBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を行う。


現状では景気悪化のため民間市場が低迷しており、その結果コンサルティング案件の減少となっている。一方、官公庁向けや電力・通信などの公益企業及び金融機関向けに関しては堅調に推移している。

前期末時点での官公庁向けの売上高比率は22.9%、金融業向け売上高比率は34.9%と比較的高いウェイトを占めている。
主な相手先は三菱UFJ銀行(当第3四半期売上高比率:19.4%)、日本カードプロセシング(当第3四半期売上高比率:14.4%)となっている。


前期(2008年9月期)は、売上高:743.1億円、経常利益:66.0億円。
今期(2009年9月期)予想は、売上高:733.0億円(前年比-1.4%)、経常利益:53.2億円(前年比-19.4%)と減収減益となっている。
ただ、今期第3四半期での進捗率は、売上高79.4%、経常利益109.3%となっており、経常利益に関しては通期予想を上回っている。

※主要な取引先である官公庁や企業の会計年度の関係により、例年3〜4月にかけて完了するプロジェクトが多いため、業績は第2、3四半期に偏る傾向があり、この点は留意しておきたい。
<投資戦略>
類似企業の野村総合研究所(4307)等と比較してかなり割安感のある公募価格設定となっており、買い気配スタートは必至となろう。本日上場のシーボン(4926)は公募価格割れスタートとなった。当案件においても公募売り出し総額が66億円と大型上場なため、一部で需給悪を指摘する向きもあるようだが、機関投資家の関心も高く全員参加型のIPOとして期待できそうだ。
また、大型上場のほうが投機的になりづらく、じっくりとIPO投資したいかたには今回は最適といえよう。一単位30万円ぐらいから投資できると予想されるため、初値予想レンジ以下であれば購入するのも良いとかんがえておきたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。