大幸薬品(4574)

3月18日に東証2部市場上場の大幸薬品(4574)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。ぜひご利用ください。

会員お申し込みはこちら


当社ホームページはこちら
株式初心者のガイド役〜株式市場センター



大幸薬品(4574)
銘柄大幸薬品(4574)
市場東証2部市場
上場日3/18
公募価格2000円
連結PER(なければ単独)20.3倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額25.5億円
時価総額85.0億円
初値予想レンジ2000円〜2200円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
主力製品の「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とした、一般用医薬品である胃腸薬の製造及び販売を国内外に対して行う。
当社及び子会社5社(国内:大幸TEC、香港2社・台湾・上海)で構成。

1)医薬品事業、2)感染管理事業、3)その他事業の3つの事業を展開。
2008年3月期での売上高比率はそれぞれ95.7%、3.5%、0.7%。

1)医薬品事業
正露丸」、「セイロガン糖衣A」が主力製品。国内販売では当該製品を卸売業者に対して販売し、ドラッグストア等を通じて一般消費者へ供給している。
海外販売では中国・香港、台湾市場を中心に海外子会社を通じて代理店から小売店に販売している。中国・香港市場は香港を中心としているが、上海や北京へも販路を広げている。また、米国・カナダ・タイ・ベトナムインドネシア・マレーシアの地域向けに生産・輸出を行っている。
外市場での売上は、全体の約14%となっている。

正露丸」等の主力成分である日局木クレオソートは、子会社である大幸TECにおいて原材料として生産し、当社に供給している。

2)感染管理事業
感染症に対して優れた効果と安全性を有する製品として、二酸化塩素ガス特許技術を応用した製品の企画・開発・販売を進める。
具体的には「二酸化塩素」「特許低濃度二酸化塩素ガス発生装置」を基本特許とし、物体に付着もしくは居住空間中に浮遊するウイルス、細菌、真菌、臭気等を除去する感染管理製品の製造及び販売を行う。
これらの製品は新型インフルエンザやノロウイルス感染症に対する予防意識の高まりを背景に、公共機関をはじめ、ホテル、外食産業、ビルメンテナンス事業者、医療・介護施設・ペット関連事業者、一般消費者等の幅広い顧客がターゲット。
一般用は「クレベリン」「ビクレ」「ウィルシールド」等の製品を販売している。
業務用は「クレベリン衛生キット」「リスパス」をユーザーに提供。

3)その他事業
主に「正露丸」「セイロガン糖衣A」の主成分である日局木クレオソート精製の際、副産物として生産される木酢液を配合した入浴液や石鹸、並びに園芸用木酢液の製造及び販売を行う。

前期(2008年3月期)は、売上高:55.4億円、経常利益:6.8億円。

今期(2009年3月期)計画は、売上高:61.1億円(前年比10.4%増)、経常利益:7.8億円(前年比15.6%増)と二桁台の成長を見込んでいる。第3四半期までの進捗は売上高76.2%、経常利益96.0%と推移している。
<投資戦略>
東証2部上場ということがネックではあるものの、高い知名度と業態の安定性を背景に、公募価格近辺でのスタートを予測したい。
同業他社からみたファンダメンタルズ比較もほぼ妥当水準と思われ、特にバリュー感はないものの、会社、主要商品自体が高い知名度を有しており、投資家の関心も高い。

また、本日IPOのJCLバイオ(2190)や直近IPOの大研医器(7775)などの医療関連銘柄も公募価格からの無難なスタートとなっており、IPO市場の体感温度も徐々に高まりつつある。ディフェンシブ性の高さもプラスに作用している面もあろう。

需給面を見た場合、公募売り出しはやや大きめだが、機関投資家などは逆に参加しやすいという利点もある。実際、機関投資家の評価もされているようだ。売り出しのみで公募増資がないということに関してネガティブな見方が一部であるようだが、同銘柄についてはそんなにネガティブに働かない公算が強いと見ている。

よって、公募価格近辺で初値が寄り付いた場合(多少の公募価格割れとしても)投資に参加する妙味がある案件と考えている。
ただ、その場合でも買値から10%下落した場合などはロスカットはしっかりと行いたい。




必見、無料情報!ぜひご覧ください
●主力株を持って値下がりを抱えている方はこちら

●中長期での投資を考えている方はこちら


当社ホームページはこちら
株式初心者のガイド役〜株式市場センター


会員お申し込みはこちら(ホームページからも御登録頂けます)
日本株会員登録


厳選株式情報無料メールマガジンまぐまぐ殿堂入りメルマガ)
IPO株式市場センター無料メルマガ登録画面へ


レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。