6月24日に東証2部市場上場の電算(3640)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。
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電算(3640) | |
銘柄 | 電算(3640) |
市場 | 東証2部市場 |
上場日 | 6/24 |
公募価格 | 3500円 |
連結PER(なければ単独) | 7.1倍 |
主幹事証券 | 野村證券 |
公募売り出し総額 | 6.8億円 |
時価総額 | 50.6億円 |
初値予想レンジ | 3500円 |
需給度合い(S〜D 5段階) | A |
注目度(S〜C 4段階) | B |
ブックビルディング参加推奨度(5段階) | ★★ |
短期ディーリング参加妙味度(5段階) | ★★ |
中長期保有妙味度(5段階) | ★★★ |
<コメント> 情報処理業(情報処理・通信サービス、ソフトウェア開発・システム提供サービス、システム機器販売等およびその他関連サービス)が主な業務。 評価コンサル、システム設計・開発、システム提供、保守、運用サービスフェーズからなる、顧客の一連のITライフサイクルに対し、一貫してサービスを提供するワンストップトータルソリューションを提供している。 全国400を超える地方公共団体および関連する諸団体を中心に各種サービスを提供。 特に地方公共分野向けのサービスについては、40年に亘る地方公共団体向け業務システムの開発・運用実績により、豊富なサービスメニューを取りそろえており、全社売上高の約7割を占めている。 産業分野では、金融、流通、製造、医療・福祉等、多彩な顧客を抱えている。 東京、新潟、長野に拠点と(合計5拠点)、サービスサポートセンター(合計5拠点)を設けており、地域密着型サービスを展開。 全国レベルで事業展開を行うために、本社支社による直接販売のほかに、提携パートナー46社による販売を行っている。 主力商品の売上高比率 1.公共分野(2009年3月期売上高103.9億円) 総合行政情報システム「Reams」:39.8% 国保連向けシステム:4.3% 後期高齢者医療システム:3.6% 財務会計システム「Safes」:2.7% その他商品:27.1%(児童扶養手当システム、水道料金システム、県庁向けシステムなど) 2.産業分野(2009年3月期売上高46.8億円) 医療・福祉:24.8%(電子カルテシステム、介護システムなど) 金融業:15.6%(リーストータルシステム) 流通業:11.5% 製造業:6.1% その他:29.9%(個人・法人向けインターネット接続サービスなど) 前期(10年3月期)見込みは、売上高:132.7億円、経常利益:12.5億円。 今期(11年3月期)予想は、売上高:140億円(前年比5.4%増)、経常利益:11.7億円(前年比6.3%減)。 公共分野の売上の割合は約7割とウェイトが高く、政府の推進する「IT戦略」や電子政府・電子自治体の推進、総務省による自治体システム統一、市町村合併等の動向には注目しておきたい。 | |
<投資戦略> 業績は堅調ながら前期、今期と利益の伸びが見られず業績の伸びは低調。先日、日経新聞1面に政府の「IT戦略重視」の記事が掲載されたものの、初値を押し上げるほどのインパクトにはならないと考えられる。また、本日のパピレス(3641)が値付かずだった為、明日のIPOはトータルメディカルS(3163)と当社を加えた3社上場となり資金が分散されることも初値にとってはネガティブに働こう。 しかし、公募価格段階でのPERは7.1倍、配当利回りは3.4%と推測され下値不安は少なく、今後政府のIT戦略がクローズアップされてくるようだとソフト、SI関連が物色される流れに乗ることは考えられる。そういう意味では、割安なことから上場直後よりも中長期的に見ていきたい銘柄と考えておきたい。 |
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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。