パピレス(3641)

6月23日にJASDAQ市場上場のパピレス(3641)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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パピレス(3641)
銘柄パピレス(3641)
市場JASDAQ市場
上場日6/23
公募価格2700円
連結PER(なければ単独)13.0倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額3.6億円
時価総額34.7億円
初値予想レンジ4500円〜5000円
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)S
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
電子書籍の販売。国内出版社約500社から電子書籍を収集し、主に携帯電話・PC等の情報端末ユーザーに配信する。4月末時点での掲載冊数は約18万冊、コミック・小説の他にも様々なジャンルを取り扱っている。
電子書籍販売は当社の全体売上の99.7%を占める。
売上区分は「本店による電子書籍販売」と「提携店を通じた電子書籍販売」の2つ。

「本店による電子書籍販売」 前期3Q売上高比率96.4%
本店とは、キャリアの公式サイトやPCのインターネットサイト上で展開する自社直営サイトのこと。
携帯電話・PC等の情報端末において展開。中でも携帯電話の売上高は、総売上高の約8割を占める。
販売方式として、ダウンロード方式とレンタル方式を採用。

ダウンロード方式:直営サイト「電子書店パピレス」「パピレス★コミック館」等を運営。
買い切り制となっており、ユーザーは一度購入した電子書籍をダウンロードし、何度でも閲覧することが可能。

レンタル方式:直営サイト「電子貸本Renta!」を運営。
閲覧できる期間を限定しており、ユーザーは期間中、ネットワークに接続して読むことができる。この方式では、閲覧に必要なソフトのインストールが不要なため、簡単に読むことができる。

主な取引先は、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルで、3Q時点の販売高比率はそれぞれ39.4%、25.0%、14.7%。
なお、ユニークユーザー数は月平均259万人。

「提携店を通じた電子書籍販売」 前期3Q売上高比率3.4%
提携店とは、当社と提携して当社の仕入れた電子書籍を販売する書店や出版社等、他社のECサイトを指す。当社で開発した「eBookBank」という電子書籍の販売支援システムを提供し、委託販売を行っている。
4月末時点での導入社数は32社。

iPad向け電子書籍レンタルサービスもスタート予定。

前期(10年3月期)見込みは、売上高:37.5億円、経常利益:3.9億円。
今期(11年3月期)予想は、売上高:39.0億円(前年比4.0%増)、経常利益:4.4億円(前年比11.2%増)。

2008年度の電子書籍の市場規模は464億(前年度比31%増)と言われており、アマゾンやグーグルの参入など、市場規模は現在も拡大傾向にある。当社もiPad向け電子書籍レンタルサービスを予定しており、楽しみな面がある反面、競争激化が進んでいることにも留意しておきたい。
<投資戦略>
ipadの発売により電子書籍に注目の集まる中、絶好のタイミングでの上場となることから初値の急騰は避けられない。一時のピークは超えたもののまだまだipad関連ということや、大株主のオプトの株価が高値圏を維持していることからも、引き続き市場の注目度は高いといえよう。また上場規模が5億円以下と小粒なこと、直近上場のボルテージの株価が初値水準を保ってていることなども追い風となる。
しかし、銘柄紹介でもあるとおり今後は大手の参入により競争激化が進むと考えられることなどもあり先行きは不透明要素が大きい。よって高騰するであろう初値以降の株価動向は短期資金主体となる可能性が高く株価の乱高下は避けられそうになく冷静な投資姿勢で臨みたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。