イーブック初値予想です!!

株式会社 イーブックイニシアティブジャパン
銘柄  イーブック(3658)
市場 マザーズ
上場日 2011/10/28
公募価格(仮条件) 760円 (700円〜760円)
PER(仮条件PER) 7.1倍 (6.5倍〜7.1倍)
主幹事証券 大和キャピタル・マーケッツ
公募売出総額(仮条件時) 1.5億円 (1.4億円〜1.5億円)
時価総額(仮条件時) 15.6憶円 (14.4億円〜15.6億円)
初値予想レンジ 2300円〜2500円
需給度合(S〜D ) S
注目度(S〜C ) A
BB参加推奨度(5段階) ★★★★★
短期参加妙味度(5段階) ★★★
中長期保有妙味度(5段階) ★★
<事業内容


スマートフォン(高機能携帯電話)、タブレット端末およびパソコン向け電子書籍の販売事業を行っている。

コミックを中心とした電子書籍の品揃えは業界最大規模を誇っている。

2008年からはスマートフォン及びタブレット端末向けに注力してきたが、ここにきてそういった端末が普及してきた事により成長を加速させてきている。



同社の事業は、



1. 「eBook Japan」における電子書籍配信



2. パートナー企業への電子書籍配信



3. その他



に大別される。



事業別売上の推移 (単位:千円)

- 07/1期 08/1期 09/1期 10/1期 11/1期
1.電子書籍配信 371,264 467,025 638,379 712,718 987,743
2.電子書籍提供 61,139 142,011 178,561 251,312 139,411
3.その他 18,250 34,690 40,738 18,180 65,994


1.「eBook Japan」における電子書籍配信



運営する「eBook Japan」サイトにおいて、一般ユーザーにコミックなどの電子書籍ダウンロード販売するサービス。

独自に開発した電子書籍閲覧ソフト、ファイルフォーマット、著作権保護技術からなるプラットフォームである電子書籍販売サイト「eBook Japan」を運営。

ユーザーは自身のPC、スマートフォンタブレット端末に電子書籍をダウンロード購入し、冊数に応じた代金を支払う。また、PC・端末の買い替えや故障などで電子書籍が紛失する事のないよう、インターネット上で書籍を預かる「トランクルーム」サービスの提供も行っている。

これまでに56万人を超える登録会員を獲得。ユーザーの7割以上が30代以上。購入者は一人当たりの月間購入額は5,000円程度。



2.パートナー企業への電子書籍提供



同社のプラットフォームを利用せず、電子化した画像データのみをパートナー企業へ提供するサービス。



3.その他



海外事業会社への技術及びノウハウの提供。書籍の電子化受託。



<コメント>



ここにきて、スマートフォンタブレット端末の普及により、電子書籍事業の地盤が確立されつつある。

今までは電子書籍はPCが主流であったが今後はモバイルのツールにより成長が加速する事も予想されよう。創業者が小学館出身という事もあり、大手出版社と関係が深い事は強み。

吸収金額は1.5憶円と、まれにみる小規模な上場案件。需給は逼迫する事が予想され、初値は急騰する可能性が高い。しかし、今年人気の高かったIPO銘柄である、ブレインパッドやKLabは初値が急上昇したものの、その後一旦は急落しており、初値投資については不透明要素も強い。ただKLabは好決算の発表により、高値を更新の動きとなっている。

いずれにしろ、初値が公募価格近辺で寄り付くとは考えられず、BBは積極的に申し込みをしておきたい。



<投資戦略>


初値は大幅な上昇となりそうだ。初日値付かずの公算が大きく、場合によっては上場3日目の初値形成も視野に入ろう。初値は公募価格から3倍以上となる2300円〜2500円を予想しておきたい。

その水準でもPERは20倍台前半と成長企業としては割高感はあまりない。ただし、いまだ法人税を支払っていない為、その分は割り引いて考えなければならない。



BBの期間中に日経新聞の一面にアマゾンが年内にも日本の電子書籍に参入するということが報じられ、にわかに電子書籍の関連銘柄に注目が集まりつつある。

同社はコミックの取り扱いが多く、スマートフォンタブレット端末の普及により、一気に成長軌道に乗ってきた状況だ。今後は大手の参入による競争激化のため流動的な部分もあろうが、現状でアマゾンの参入は、人気に水を差す状況にはなく、むしろ業界のメジャー化に拍車がかかるというポジティブ要因に捉えられる可能性もあろう。



ただ、初値示現後は、かなりの成長部分を株価に織り込むと考えられる事から、需給主導の乱高下の激しい展開が予想され、売買参加についてはリスク管理を徹底するようにしたい。

<上場初日分析>






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