ユビキタスエナジー(3150)

3月13日にJUSDAQ市場上場のユビキタスエナジー(3150)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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ユビキタスエナジー(3150)
銘柄ユビキタスエナジー(3150)
市場JUSDAQ市場
上場日3/13
公募価格950円
連結PER(なければ単独)6.5倍
主幹事証券みずほインベスターズ証券
公募売り出し総額2.0億円
時価総額15.6億円
初値予想レンジ1900円
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
2005年に設立。エネルギーコスト削減効果や環境負荷削減効果のある商品サービスの販売が主たる事業。
エネルギーコストソリューション事業、エコロジーソリューション事業、リレーションシップ事業の3事業を展開。
2008年3月期の売上高比率は、それぞれ89.6%、3.4%、6.8%。

・エネルギーコストソリューション事業
顧客に対してエネルギーコスト削減の提案を行う。
現在は低圧電力(200V)需要家向けに電力料金削減コンサルティングを行った上、電力契約の種類変更の提案、電力会社に対する種類変更の申請代行及び電子ブレーカーの販売を行う。
対象は自社の受電設備を持たず、かつ独立した建物構造を持つ中小規模事業者。(商店、寮、医院、学校、事務所、ガソリンスタンド、小工場、旅館など)

低圧電力契約には、負荷設備契約と主開閉器契約(自らの判断で使用する最大の電力量を決める)の2種類がある。多くの低圧電力需要家では主開閉器契約を選択した方が基本料金が下がる。
しかし、現状の低圧電力契約は大半が負荷設備契約となっている。

そこで当社は負荷設備契約を締結している顧客に対し電力料金削減のコンサルティングを実施し、最適な電力契約の種類変更を提案。また安全確実な電力供給を確保するため当社が必要と判断する電子ブレーカーの設置を助言すると同時に、ブレーカー工事の手配やリース契約の代行・電力会社への契約変更の申請代行まで一貫して行う。
最終的には提携しているリース会社に対して電子ブレーカーを販売することで収益を獲得する。

顧客にとっては電力基本料金の削減額と電子ブレーカーに係る毎月のリース料金負担との差額がメリットとなる。

エコロジーソリューション事業
2007年7月より事業開始。CO2削減等の環境負荷削減に資する商品の販売を行う。
現在は一般家庭向けにエコキュート及びIHクッキングヒーターを販売している。
当社は、潜在需要のある個人の顧客に対して、対面による詳細な説明によって契約締結に結びつける。
エコキュート等の商品は商社から仕入れ、取付工事の手配、クレジットの取扱まで一貫して行い、最終的には提携クレジット会社に対して商品を販売することで収益を獲得。

なお、今期は売上規模でエネルギーコストソリューションに次ぐウェイトを占めており、第二の柱として成長している。

・リレーションシップ事業
Webプロモーション事業と回線事業から成る。
今期よりWebプロモーション事業のみ。中小規模事業者を対象にホームページの制作・更新ソフトウェアを代理店販売する。顧客に対しホームページの新規制作または更新を提案し、申込を受けた場合は当該ソフトウェアを仕入れた後、リース方式で顧客へ販売する。

前期(2008年3月期)は、売上高:18.9億円、経常利益:2.1億円。

今期(2009年3月期)予想は、売上高:29.8億円(前年比58.0%増)、経常利益:3.6億円(前年比71.5%増)。
今期第3四半期では売上高:20.9億円((進捗率70.1%)、経常利益:3.0億円(進捗率84.7%)と、概ね順調と言える。
<投資戦略>
エネルギーコスト削減を主たる業務としており、広義で言えば環境関連銘柄と捉えられることから、初値は急騰しそうだ。
一部調査機関においては、NPC(6255)や日本風力開発(2766)を類似企業としており、両社が根強い投資家人気を誇っている環境関連銘柄なことからも明日の同銘柄の強気を裏付けることとなりそうだ。
また、公募売出しが2億円台とIPOにおいて最小のスケールとなることから需給もかなりタイトといえ、初日値付かずの可能性もあると見ている。

ただ一部で上場前から同社の営業手法においてネガティブな情報が伝わってきており、今後のそういった動向については充分注意したい。また、会社の経営陣のうち社長を含む複数名が、強引な営業スタイルで批判を浴び、株価も低迷を続けるテレウェイヴ(2759)出身というのもやや気になるところ。

投資スタンスとしては参加するにしても飛び乗り、飛び降りの超短期で割り切りたい。
初値は急騰する可能性が高く、その後の株価は乱高下することとなりそうだ。
ただ、初値が急上昇したとしても上昇期間は短期に終わる可能性が高く、投資案件としてはかなりリスキーな案件といえよう。
基本的には、前評判に振り回されず見送り姿勢を強めた方がベターと考えたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。