デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)

10月23日にNEO市場上場のデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)
銘柄デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)
市場NEO市場
上場日10/23
公募価格290円
連結PER(なければ単独)-
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額10.8億円
時価総額48.4億円
初値予想レンジ450円〜500円
需給度合い(S〜D 5段階)A
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
医薬品の研究開発を行い、非臨床試験に到達する前の段階の開発品を製薬会社等にライセンスアウトを実施、それによって収益を獲得する創薬事業を展開。

売上高内訳
「フロントマネー収入」:ライセンスアウト時に受領する収入
マイルストーン収入」:臨床開発振興に伴いその節目ごとに受領する収入
「ロイヤリティ収入」:製品上市後販売額の一定比率を受領する収入
「研究指導料収入」:作用機序解明等の研究指導および臨床開発の協力に対して受領する収入


現在、製薬会社へのライセンスアウトが完了したものは以下のとおり。

1.抗血小板剤「K-134」(対象:閉塞性動脈硬化症)  興和株式会社にライセンスアウト
2.緑内障治療剤「K-115」(対象:緑内障)        興和株式会社にライセンスアウト
3.抗がん剤「HMN-214」(対象:固形がん)       日本新薬株式会社にライセンスアウト

これら開発品はまだ上市していない。これらが早期に上市できれば、安定的な経営基盤を獲得できることが期待される。

ほか、当社が開発を進めている新規開発品は新規緑内障治療剤、高血圧治療剤、神経保護剤、血栓治療剤、粥状動脈硬化治療剤、抗がん剤などがあり、いずれも基礎研究の段階である。

当社のライセンス契約に基づく収入は、興和株式会社への依存度が高く、2007年、2008年12月期における同社からの収入は100%を占めている。

前期(2008年12月期)は、売上高:0.37億円、経常利益:−3.5億円。
今期(2009年12月期)計画は、売上高:−、経常利益:−3.6億円。

2010年(目標)売上高:2.4億円、経常利益−1.6億円
2011年(目標)売上高:3.1億円、経常利益−1.3億円

当社の創約事業の特徴として、一般的な医薬候補品を開発するベンチャーに比べ、比較的早期の研究段階においてライセンスアウトが達成できる点にある。ただし、現在4期続けて赤字決算となっており、今後も赤字見通しとなっていることは注意点である。
<投資戦略>
ブックビルディングも順調に積み上がっており、公募価格も上限で決定していることから個人投資家を中心に一定の人気はあるものと思われる。
ただ、ここにきてバイオベンチャー企業の中で業績の下方修正をする企業が散見され、同社の業績がまだ赤字なことからも中長期的な投資を積極的に推奨する環境にはない。
同業のバイオベンチャーで直近上場のキャンバス(4575)は初日値段付かずの人気となった後3730円で寄り付いたものの、VCのロックアップ条項価格の3150円を下回って推移している。
セラピテクス研究所のロックアップ価格は公募価格の2倍となる580円に設定していることから、株価がこの水準を超えてくると短期的には要注意といえよう。
ここにきて初値が急騰したIPO銘柄はその後調整している銘柄が多く、同案件もそのケースにあてはまる可能性が高いとみておいたほうがよさそうだ。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。