ナノキャリア(4571)


明日(3月5日)に東証マザーズ市場上場のナノキャリア(4571)の銘柄紹介を公開いたします。


★お知らせ
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ナノキャリア(4571)
銘柄ナノキャリア
市場東証マザーズ市場
上場日3/5
公募価格20,000円
連結PER(なければ単独)
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額6.6億円
時価総額23.6億円
初値予想レンジ16000円〜18000円
需給度合い(S〜D 5段階)A
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)
<コメント
ミセル化ナノ粒子をコア技術に、主にがん領域において新しい医薬品の研究・開発が主な事業内容。
ミセル化ナノ粒子とは、水に溶けやすい部分と水に溶けにくい部分を持ったブロックコポリマーから形成される大きさが20ナノ〜100ナノの球状構造体で、この粒子の中に薬物を封じ込めたもの(封入したもの)が、当社の開発するミセル化ナノ粒子。
長時間血液内を循環する事ができ、内々の正常な組織では薬物が作用することなく、患部(がん細胞)を直接攻撃することが出来ると考えられています。
収益構造としては、ミセル化ナノ粒子製造技術を基盤に「自社開発」「共同研究」「ライセンスアウト」の3パターンがあるが、市場投入にいたている製品はまだ無い。
今期業績(計画)は、売上高:2.6億円(前期比1.6億円増)、経常利益:△11.8億円(前期比4.5億円減)を見込んでいる。売上高に関しては、3期ぶりの増収見込みとなっているが、利益面に関しては減益(赤字幅拡大)となる見込み。
今中間期決算時の業績は、売上高:0.3億円、経常利益:△3.4億円となっており、進捗率を見ても、今期売上計画の達成には疑問がある。また、今中間期売上高のうち72.8%がDebiopharmS・A向けであり、販売先が偏っている事なども懸念材料と言える。

<投資戦略>
初値は、公募価格割れの売り気配スタートが濃厚。
投資家の赤字のバイオベンチャー企業に対する見方は依然として厳しく、公募価格は仮条件の下限で決定していることからも投資家離れは深刻と見たい。
ただ、20%の公募価格割れスタートから、その後大幅上昇した同じバイオベンチャーのジャパンティッシュエンジニアリング(7774)の例もあり、2万円という値頃感からも、IPO独特の短期資金の流入も考えられなくはない。 しかし、注目の高かった再生医療ベンチャーの同社との単純比較はやや乱暴であり、需給頼みの展開となりそうだ。
上級者の超短期の戦略としては、(公募価格割れを前提として)初値示現後、初日初値を超えて終了するのであれば、まずは公募価格までの戻りを期待したい。株価の安さ、また公募売り出しの少なさからの、更なる上昇期待は今の段階での想定は難しそうだ。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。