アサカ理研(5274)


11月6日にJUSDAQ市場上場のアサカ理研(5274)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。



アサカ理研(5724)
銘柄アサカ理研(5724)
市場JUSDAQ市場
上場日11/6
公募価格800円
連結PER(なければ単独)5.4倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額4.0億円
時価総額20.4億円
初値予想レンジ750円~800円
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
当社グループは、当社、子会社(アサカ弘運)及び持分法適用関連会社(チタニア総合化学技術有限責任事業組合)より構成。
電子部品屑等から貴金属を回収する貴金属事業と、エッチング廃液を再生し、銅を回収する環境事業が主たる事業。

2007年9月期での売上高比率は、貴金属事業82.9%、環境事業15.6%、その他事業1.3%。

*貴金属事業
プリント基板メーカー、コネクターメーカー等の電子部品メーカーを始め、宝飾品及び眼鏡メーカー等有価金属を含有する材料を取り扱う業者より集荷した基盤屑、不良品、廃棄品等いわゆる都市鉱山から金、銀、白金、パラジウム等の貴金属を当社独自の技術にて分離・回収し、返却または販売する。
回収した貴金属は当社が開発した「ハイエクト装置」による溶媒抽出法により精製、当社の刻印を打刻し、主に国内の商社に販売するとともに、材料加工したものを電子材料メーカー等に販売。

また、水晶関連業界で使用されるスパッタリング装置、蒸着装置といった真空成膜用装置の内部部品として使用されるマスク、防着板等の使用済み治具クリーンルーム内で精密洗浄し、繰り返して使用できるよう機能を再生するとともに、治具に付着している有価金属を回収・評価し、販売又は顧客へ返却する。

さらに、製造工程上不良となった太陽電池セルを回収し、シリコン基盤として再生を行う。

*環境事業
プリント配線基盤メーカーより使用済み塩化第二鉄廃液を引き取り、新液として再生し、副産物である銅を回収販売する。
塩化第二鉄廃液、塩化第二銅廃液の再生処理工程において、回収され新液として再利用される必要量を超えた塩化第二鉄液は、凝集剤として上下水道の廃水処理、各種工場廃水、高濁度水、家畜糞尿の処理に凝集沈降剤としても販売。
塩化第二鉄液の再生工程中の副産物としての塩化第一鉄液は、クロムを含む廃水の還元剤として販売している。

その他紫外線(主に太陽光)を利用した光触媒材料の開発を行っている。

*その他事業
システム受託開発事業と運輸事業を行う。

前期(2008年9月期)見込みでは、売上高:135.9億円(前年比29.0%増)、経常利益:7.5億円(前年比32.0%増)。
今期(2009年9月期)計画は売上高:144.4億円(前年比6.3%増)、経常利益:7.0億円(前年比6.9%減)と増収減益を見込んでいる。
減益要因は、貴金属や銅の相場が現在高値圏にあり、今後若干下降するものと設定していることと、株式上場に伴う費用等により一般管理費が増加することを想定しているため。
<投資戦略>
現在のIPO市場は苦戦が続いている。本日上場した内外トランス(9384)は公募価格割れの初値スタートから引けにかけて13%以上の下落となった。株式市場全体が戻りを試す中、直近で下落の大きかった大型株中心の物色となっており、特にIPO銘柄は物色の圏外となっている。
同業他社のアサヒプリテック(5855)の株価は、本日で3日連続のストップ高となっているものの、10/24の決算発表の下方修正を受け急落した反動高の側面が強いため、ポジティブ材料にはならない可能性が強く、連想買いも限定的となろう。
初値が公募価格より上で成立したとしても波乱含みになる可能が高く、終値が陽線で終われるかどうかその動向をしっかりと見極めたい。





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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。