ベルグアース 株式会社 | |
銘柄 | ベルグアース(1383) |
市場 | JASDAQスタンダード |
上場日 | 2011/11/29 |
公募価格(仮条件) | (740円〜940円) |
PER(仮条件PER) | (6.5倍〜8.3倍) |
主幹事証券 | 野村證券 |
公募売出総額(仮条件時) | (3.1億円〜4.0億円) |
時価総額(仮条件時) | (9.1億円〜11.6億円) |
初値予想レンジ | -円 |
需給度合(S〜D ) | S |
注目度(S〜C ) | C |
BB参加推奨度(5段階) | ★★ |
短期参加妙味度(5段階) | - |
中長期保有妙味度(5段階) | - |
<事業内容> 野菜苗の生産販売を主な事業としている。 1.野菜苗生産販売事業 同社の主力事業であり、野菜の中でも主に果菜類(キュウリ・トマト・ナスの様に果実の利用を目的とする野菜の総称)の接ぎ木苗の生産・販売を行っている。 野菜苗の中でも、接ぎ木しない実生苗(種子を発芽させてそのまま育てた苗)に比べて接ぎ木苗の生産には高いレベルでの技術を要し、設備費用が多くかかる事から異業種による新規参入が困難とされている。 接ぎ木とは、植物の一部を切り離し、別の植物とつなぎ合わせる事で、双方の性質の長所を持ち合わせた新しい植物を作り出す技術であり、病害虫に強く生産性に優れた育てやすい植物を作る事ができる技術である。 接ぎ木苗の需要が拡大してきた背景には、ビニールハウス等での施設栽培が普及したことが考えられる。 ビニールハウスによって、農地の1年フル活用が出来る反面、細菌などの病原体が土壌中に増加し、施設内保温により害虫が繁殖するようになる悪影響もあり、この対策として現在の施設栽培では、接ぎ木苗なくては栽培が不可能に近い状況といわれている。 (同社をとりまく日本の農業環境) 主なユーザーは野菜を生産している全国の農家及び農業法人。 現在、日本の農林水産業は厳しい状況にあり、農業就業人口は平成2年の482万人から平成22年には261万人に減少し、平均年齢は65.8歳と高齢化が進んでいる。 農業総産出額は、昭和59年の11兆7171億円をピークとして、平成21年は8兆3162億円と29%減少している。 こうした中で、平成21年の野菜の産出額は2兆876億円となり、減少傾向にある米の産出額を6年連続で上回り、第1位の産出額となっている。 そういった中で農業就業者の高齢化から、農業の分業化が進んでいる。 以前の農家は、野菜の種子を購入し、苗生産から定植を経て収穫していたが、高齢化や後継者(人手)不足により、農家が苗生産を行わずに購入する時代へと変化。また団塊世代を中心とした家庭園芸ブームが起きており、接ぎ木苗のマーケットは営利農家向けとホームセンター等の家庭園芸向けの両方で同社の追い風となっている。 同社は、日本全国へ営業展開し、委託生産による分業体制を敷いたことで、年間を通して安定した受注・生産できる体制を構築、全国に3か所の自社農場と17か所の委託農場を保有している。 委託農場展開のメリットとしては、設備投資の軽減、製品輸送コストの削減、天候変動リスクの分散など。 2.流通事業 コンビニエンスストア(サークルK 1店舗)の運営、農作物の仕入れ販売事業を2010年11月より開始。 農家や市場からスーパーや一般消費者に農産物を販売している。 セグメント別の売上高比率は、2011年10月期第3Q累計で、野菜苗生産事業が92%、流通事業が8%となっている。 | |
<コメント> 同社の売上高は、家庭園芸のピークにあたる3〜5月及び営利農家の植替え需要の集中する8月〜10月に売上が集中する傾向があり、同社にとっては第2Qと第4Qが売上高偏重の傾向が強い。 今期の決算予想に対しての第3Q終了時点での進捗率は、売上高で66.7%、営業利益で42.6%となっているが、ほぼ予定通りと思われる。 農業という事業自体は衰退産業といえるものの、農家に分業化の流れは定着して久しく、今後もその流れは続いていくであろう。その農業というカテゴリーの中でニッチに事業化をして一定の成功を収めているという点は興味深い。 しかしながら現時点で配当が無いというのはマイナス材料。地味で低成長な業態である為、本来ならば配当か優待など、個人投資家に株を購入(保有)したいと思わせる後押しが欲しいところ。 | |
<投資戦略> | |
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