常和ホールディングス(3258)

6月23日に東証2部市場上場の常和ホールディングス(3258)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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常和ホールディングス(3258)
銘柄常和ホールディングス(3258)
市場東証2部市場
上場日6/23
公募価格1720円
連結PER(なければ単独)8.8倍
主幹事証券みずほ証券
公募売り出し総額34.4億円
時価総額180.3億円
初値予想レンジ
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
持ち株会社である当社及び100%連結子会社11社によって構成。
オフィスビル事業をメインに、ホテル事業、ゴルフ事業、住宅事業、その他事業を行う。

2009年3月期(見込み)での売上高比率は、オフィスビル事業72.2%、ホテル事業20.0%、ゴルフ事業6.3%、住宅事業1.3%。

オフィスビル事業
東京都内および地方中核都市においてオフィスビルの賃貸、管理及び運営を行う。
主力オフィスビルは常和八重洲ビルであり、この賃貸収入等の売上高は、2009年3月期連結売上高の21.1%を占めている。

・ホテル事業
東京都内及び地方中核都市においてビジネスホテル事業を「ホテルユニゾ」チェーンとして保有、運営する。
2009年4月24日にホテルユニゾ大阪淀屋橋がオープン(333室)。
2009年4月末現在のホテル室数は、1199室。
今後は都心・地方大都市に10ホテル2000室の展開を目指す。

・ゴルフ事業
千葉県八千代市において、パブリックゴルフコース「八千代ゴルフクラブ」を保有、運営する。

住宅事業では、社宅・寮の保有・賃貸・管理や不動産の仲介・斡旋、宅地の開発・分譲等を行う。
その他事業では不動産ファンド等への匿名組合出資等によるエクイティ投資事業を行う。

前期(2008年3月期)は、売上高:123.6億円、経常利益:28.5億円。

今期(2009年3月期)は、売上高:124.2億円、経常利益:31.7億円を見込む。
来期(2010年3月期)予想は、売上高132.0億円(前年比6.2%増)、経常利益32.9億円(前年比3.9%増)と増収増益を見込んでいる。

主力のオフィスビル事業は賃貸がメインとなっているため安定的収入が見込める。しかしながら、不況によるテナントの撤退・賃料引き下げの動向には注視しておきたい。
<投資戦略>
4月2日のソケッツ(3634)以来のIPO再開第1号案件となる。
昨年後半以来のIPOの特徴として、以前人気のあった小型IT関連銘柄よりも、地味ではあるが地に足の着いた事業を行っている、IPOとしてはやや大型の2部銘柄の方が上場後堅調な動きとなっている傾向がある。
ヒューリック(3265、東証1部)ホシザキ電機(6465、東証1部)、大研医器(7775、東証2部)、大幸薬品(4574、東証2部)などはその好例で、現在の株価はいずれも上場初値よりも高い位置となっている。
今回の案件も同様の流れになる可能性は高そうだ。

ただ、業態的に目新しさはなく成長性も小さいことから個人投資家の注目度は低いものの、機関投資家好みの案件といえそうで一定の組み入れ効果は期待できそうだ。
現在、市場では、不動産セクターの見直しが進んでいることもあり、初値が公募価格近辺で寄り付くようだと短期的に上昇する可能性は高いと思われる。
ただ、あくまでIPOとしてのしこりの少なさとPERの割安感からの短期的な観点であり中長期的には株式市場、もしくは同セクター全体のパフォーマンス次第と考えられ、IPOとしての目新しさがなくなると株価パフォーマンスは次第に市場と連動するものと留意しておきたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。