ヒューリック(3265)


11月11日に東証1部市場上場のヒューリック(3265)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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ヒューリック(3265)
銘柄ヒューリック(3265)
市場東証1部市場
上場日11/11
公募価格470円
連結PER(なければ単独)10.2倍
主幹事証券みずほインベスターズ証券
公募売り出し総額119.8億円
時価総額688.2億円
初値予想レンジ430円〜450円
需給度合い(S〜D 5段階)C
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
当社グループは、当社、連結子会社7社及び持分法適用関連会社7社より構成。
不動産事業、保険事業、その他事業を展開。

前期(2007年12月期)での売上高比率は不動産事業89.4%、保険事業7.3%、その他事業6.6%。

*不動産事業
1.不動産賃貸業務
当社グループの中核事業。東京23区を中心に、100件以上の賃貸物件・賃貸可能面積40万?強を活用。
特にオフィス・店舗用賃貸物件のうち最寄り駅から徒歩5分以内の物件が8割以上を占めており、この基盤によって効率的・安定的な賃貸収入を得るというビジネスモデルが当社グループの収益構造のベースとなっている。

2.不動産開発・分譲業務
物件立地特性に応じた不動産開発業務や分譲業務を行う。
特に従来から保有しているオフィスビルの建替は、将来の安定した不動産賃貸収入を確保するための最重要戦略と位置づけ、平成19年度より積極的な建替計画を推進している。
また、企業へ社宅・独身寮として賃貸している物件の建替や、開発・分譲事業への切替にも取組む。

3.不動産投資業務
当社の不動産ポートフォリオを適正に維持する観点から、良質な賃貸物件や当社保有物件の隣接物件あるいは売却益を見込める販売用不動産に対する投資を行う。また、SPCへの投資にも取組む。

4.アセットマネジメント業務
持分法適用会社であるサンアローズ・インベストメントで、不動産投資に係わる投資助言・代理業務等のアセットマネジメント業務を行う。

5.その他
賃貸用不動産に関連する業務としてビル管理業務、警備業務、ビル清掃業務を行う。

*保険事業
損害保険会社20社及び生命保険会社19社と代理店契約を締結し、火災保険・自動車保険等の損害保険代理業務、定期保険・終身保険等の生命保険及び医療保険等の募集業務を行う。
また、保険代理店業務に関連する集金代行業務を行う。
法人マーケットに重点を置いた営業を展開している。

*その他事業
当社保有ビル等の営繕工事、テナントの入退去時の内装工事を中心とした建築工事請負業務、設計・工事監理業務等を行う。


前期(2007年12月期)の業績は、営業収益:297.2億円、経常利益:106.3億円。

今期(2008年12月期)予想では、営業収益:322.0億円(前年比8.3%増)、経常利益:108.0億円(前年比1.5%増)。
中間期は営業収益:164.9億円(進捗率51.2%)、経常利益:67.9億円(進捗率62.9%)と概ね順調に推移している。

ただし、不動産事業と保険事業ともに現在の市況は好調と言い難く、大型上場になるだけに需給不安は残りそうだ。
<投資戦略>
直接東証一部への上場となる。
事業内容は不動産事業とはいえ、不動産賃貸に特化しており、最近IPOで不人気のマンションデベロッパーや不動産ファンド系とは異なることは認識しておきたい。収益基盤も安定しており、財務内容も良好と思われる。
ただそうはいっても、不動産関連と100億以上の公募売り出し総額は消化不良と思われ、売り気配スタートが濃厚と思われる。
ただ、バリュエーション的には現在の相場水準を勘案しても妥当水準と思われ、中長期的に注目されてくる可能性はありそうだ。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。