シイエム・シイ(2185)


12月4日にJUSDAQ市場上場のシイエム・シイ(2185)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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シイエム・シイ(2185)
銘柄シイエム・シイ(2185)
市場JUSDAQ市場
上場日12/4
公募価格1900円
連結PER(なければ単独)5.2倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額8.0億円
時価総額42.6億円
初値予想レンジ1500円~1700円
需給度合い(S〜D 5段階)A
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)-
中長期保有妙味度(5段階)-
<コメント
当企業グループは、当社、連結子会社(CMC Solutions)等から構成されており、マーケティング事業およびシステム開発事業を行う。具体的にはトヨタなどの自動車の取扱説明書などの企画制作など。

2008年9月期の売上高比率(見込み)は、マーケティング事業85.4%、システム開発事業14.5%。

マーケティング事業
1.インターナル・マーケティング
顧客企業のマーケティング活動を促進するために、顧客企業の従業員に対して、商品知識や販売手法あるいは企業理念についての教育、啓蒙活動等を行う。
また、顧客企業の従業員等に対し製品の販売・サービス活動において必要となる情報・資料提供などや業務改善・効率化支援なども行う。

2.エクスターナル・マーケティング
一般顧客(最終消費者)に直接繋がるマーケティング活動を行う。
顧客企業の商品・サービスの販売促進のための幅広い支援や新商品に関わる各種会議・イベント等の運営支援を行う。

3.カスタマーサポート・マーケティング
当社の主力分野で、売上の45%以上を占める。一般顧客(最終消費者)が購入する商品または提供を受けるサービスについて、その適切かつ効率的な取り扱いをサポートするのに必要となる情報・資料の製作などを行う。
加えて、顧客企業内のスタッフが同様に必要となる情報・資料の製作なども行う。
具体的には取り扱い説明書、スタッフ向けの修理書・施工説明書など。
様々な分野を扱っているが、中でも自動車に関する説明書や修理書は海外の様々な言語まで幅広く対応している。

4.トータルプリンティング
各種ドキュメントを中心とした印刷・製本を行う。
学校法人及び地方公共団体のパンフレットや小売業の顧客企業向けチラシなどの一般的な印刷も行う。

システム開発事業
コンピューターソフトウェア開発・人材派遣事業を行う。
コンピュータに関わるソリューションの企画・提案、ソフトウェア開発要因の派遣、コンピュータソフトウェアパッケージの販売、コンピュータ本体及び周辺機器販売と人材派遣を主に行う。
子会社が主として同分野の事業を行っている。


前期(2008年9月期)実績見込みは、売上高:132.1億円(前年比0.8%増)、経常利益:12.3億円(前年比-9.6%)。

今期(2009年9月期)予想は、売上高:142.1億円(前年比7.5%増)、経常利益:13.4億円(前年比8.9%増)。
インターナル・マーケティングが2桁台の成長と好調である一方、主力であるカスタマーサポート・マーケティングが自動車業界向けが多い点には留意しておくべきかもしれない。
主要顧客はトヨタ自動車であり、同社に対する売上高の割合は約47%を占めている。
<投資戦略>
現在株式市場において自動車関連株は下落を続けており、本日もトヨタ自動車を始めとする大手自動車メーカーが年初来安値を更新して下落している。
トヨタ自動車でさえ今下半期は減産の方針を打ち出しており、自動車関連企業を取り巻く環境は厳しさを増しているといえよう。
その中で上場してくる同社は、トヨタ向けの取り扱い説明書がメインということで、事業内容も自動車関連の中でさえも地味である上に、不振の自動車関連というカテゴリーに括られる可能性が高い。また今期の業績が減収減益予想ということもマイナスに働こう。
明日は売り気配スタートが濃厚と思われるが、途中、幹事証券会社の努力によって初値が午前中のうちに寄り付く可能性はありそうだ。
しかし、初値が寄り付いたとしても再度売り込まれる可能性が高く、安易な初値投資は行うべきではないと考えておきたい。



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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。