ミサワ・アイセイ薬局、初値予想

株式会社 ミサワ
銘柄  ミサワ (3169)
市場 東証マザーズ
上場日 2011/12/22
公募価格(仮条件) 860円 (760円〜860円)
PER(仮条件PER) 6.9倍 (6.1倍〜6.9倍)
主幹事証券 みずほインベスターズ
公募売出総額(仮条件時) 5.9億円 (4.6億円〜5.2億円)
時価総額(仮条件時) 17.0億円 (15.0億円〜17.0億円)
初値予想レンジ 1500円
需給度合(S〜D ) S
注目度(S〜C ) B
BB参加推奨度(5段階) ★★★
短期参加妙味度(5段階) ★★
中長期保有妙味度(5段階) ★★★
<事業内容


家具・ファブリック(ベッドリネン、ハンカチ、ポーチ等の布物類)及びインテリア・雑貨の販売を主たる業務として「unico事業」を展開している。ブランド名の「unico」とは、イタリア語で「たった一つの」、「大切な」、「ユニークな」などの意味を持つ言葉。家具及びファブリック商品については、ほぼ全ての商品を全国の直営店及びオンラインショップで販売している。インテリア・雑貨に関しては商品を国内・海外より仕入れて販売している。



「unico」ブランドは主に20代中盤〜30代の女性をメインターゲットとし、そういった人達を集客できるエリアや商業施設への出店を中心に行っている。

「unico」店舗数は2011年10月31日現在、19店舗となっている。地域別の内訳は北海道1店舗、東北1店舗、関東7店舗、東海2店舗、関西5店舗、中国1店舗、九州2店舗となっている。

その他には、飲食店を経営しておりフード事業3店舗を直営で運営。



2011年1月期の売上高構成比は、unico事業96.6%、food事業3.4%。



<コメント>


1959年に大阪に精密機械の製造販売を目的に三沢精機製作所を設立したのが起源。その後本店を宇都宮に移転した後、1998年に「unico」ブランドをスタート。従来事業は2000年1月に撤退した。2011年1月期、2012年1月期(予想)は大幅な増収増益となっており足元の業績は順調。PERは6倍台とほぼ妥当な水準。商品は、やや高級で価格設定も高めな為、二トリの様な店舗の急速な普及は想定し辛く、無配な事から大幅な初値上昇は難しそうだ。しかし上場規模は小さく、VCの保有株が殆どない事から需給は良好とみられ初値が公募価格以下になる可能性は小さそうだ。



<投資戦略>


本日IPO銘柄は大幅高となってきている銘柄が散見され、年末特有のディーリング相場のターゲットとなっている。

ミサワは小型でVCの持ち株も殆どない事から、明日の上場は短期資金が流入しやすくなりそうで、初値は大幅高となりそうだ。ただ本日上場のスカイフライヤーは大幅高でスタートしたものの初値を割り込んで終了しており、資金の動きは速い。明日初値が大幅高でスタートするとなれば、年内最後のIPOということで短期資金が集中して目先上昇するのか、あるいは初値が高すぎて失速するのかは読みづらい。いずれにしろ値幅の大きい動きの速い展開となりそうで、短期と割り切ったとしても難しい売買取引となりそうだ。



同社はデザイン家具の「unico」ブランドを経営しており2011年10月31日現在で19店舗。やや価格設定が高めとはいえ、今後100店舗を目指す方針で成長余地は現時点では大きい。既存店売上などの動向次第では、今後ファンダメンタルズから注目される可能性も否定できない。



<上場初日分析>





株式会社 アイセイ薬局
銘柄  アイセイ薬局(3170)
市場 JASDAQスタンダード
上場日 2011/12/22
公募価格(仮条件) 3460円 (3300円〜3460円)
PER(仮条件PER) 4.6倍 (4.4倍〜4.6倍)
主幹事証券 大和キャピタル・マーケッツ
公募売出総額(仮条件時) 9.9億円 (8.2億円〜8.6億円)
時価総額(仮条件時) 39.4億円(37.6億円〜39.4億円)
初値予想レンジ 3700円
需給度合(S〜D ) A
注目度(S〜C ) B
BB参加推奨度(5段階) ★★
短期参加妙味度(5段階) ★★★
中長期保有妙味度(5段階) ★★★
<事業内容


株式会社アイセイ薬局、連結子会社8社及びその他の関係会社1社により構成され、調剤薬局事業を主力事業としている。



調剤薬局事業



アイセイ薬局、連結子会社である赤玉薬品株式会社、有限会社東北メディスン、株式会社コスモ・メディカル、有限会社やまうち薬局及び有限会社神領薬局は、医療機関の処方箋に基づき患者に医薬品の調剤を行う調剤薬局を経営している。



同社では医療分業率の地域差に着目し、医薬分業の後進地域においての出店を推進しており、特に個人開業医との連携を強化し出店している。医薬分業率は2010年実績で国内平均63.1%(日本薬剤師HPより)の現状だが、関西地方と東海地方の一部での分業率は、京都府42.8%、大阪府49.5%、兵庫県61.5%、奈良県50.1%、愛知県54.3%と未だ低水準。今年6月末の時点で、同社薬局は当該地域において46店舗運営している。

東京、神奈川、千葉、埼玉の首都4県の分業率を見ると、平均で71.3%に達しており、調剤薬局の出店について魅力的な市場ではなくなりつつある。そこで首都圏での店舗展開手法については「店舗モール型」の出店に注力。診療科のクリニックが複数入居する医療モール企画を提案、開業希望医師には開業支援サービスを提供し、自ら医療モールを組成する事で調剤薬局を出店する事業にも取り組んでいる。



・その他



連結子会社である株式会社愛誠社は、デイサービス、グループホーム及び特定施設(有料老人ホーム)の運営を通じて、介護支援サービスを提供する介護福祉事業を営んでおり、2011年10月末現在デイサービス3施設、グループホーム8施設、特定施設1施設、計12施設の運営を行っている。

連結子会社株式会社日本医療サービスは、前述の「医療モール型」の開発に関係する不動産リース事業を行っている。連結子会社ジェネリコは、ジェネリック医薬品を取り扱う医薬品卸事業を行っている。



2011年の3月期の売上高構成比は、調剤薬局96.1%(調剤95.2%、一般薬など0.9%)、その他事業3.9%、そのほとんどが調剤薬局事業となっている。



<コメント>


2011年9月末現在の調剤薬局店舗数は203店舗(純増11店舗)となっている。今年2月に実施したM&Aによる株式会社コスモ・メディカル(24店舗)の効果もあり、今期の業績予想は増収増益となっている。

しかし、調剤薬局自体はすでに数多く上場しており新規性はない。また、国内大手のM&Aによる寡占化が進行しつつあるのが現状だ。同社も例にもれず上記の様にM&Aを推し進めているが、それだけ新規出店の余地は狭まっているといえよう。

仮条件でのPERは上限で4.6倍と多少の割安感を見出す事ができるが、それだけで大きく上昇を期待するのには無理があり積極的なBBは控えたい。



<投資戦略>


公募価格は上限の3460円で決定した。

IPOとしては事業内容も目新しさはないものの、業績の安定感や割安感からBBは順調に進んだ模様だ。

調剤薬局業界最大手のアインファーマシーズはこの相場の中で本日高値更新となっている。調剤薬局に関しては今後は出店余地が限られ、M&Aによるシェア争いが主体になると思われる。そうなると当然資金に余裕がある大手がよりシェアを拡大する事になろう。同社が事業拡大の新たな道筋のひとつと位置付けている医療モール構想も、すでにアインファーマーシーズでは横浜を始めとして実現化しており、同社独自の新規性の有る事業展開というわけではなさそうだ。



ただ、本日、IPO銘柄に関しては急上昇している銘柄が多い。

年末特有の短期ディーリングのターゲットとして値動きの良い小型株に資金が集まっている状況だ。

本日上場のSFJも初値は5500円と公募価格から73.0%の急上昇となった。

よってアイセイ薬局もIPOとしての注目はさほどではないが、無難に上昇して始まるものと予想する。



<上場初日分析>





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