山王(3441)


明日(10月25日)にJASDAQ市場上場の山王(3441)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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(株)山王(3441)
銘柄(株)山王
市場JASDAQ市場
上場日10/25
公募価格18,000円
連結PER(なければ単独)9.58倍
主幹事証券日興シティグループ
公募売り出し総額22.8億円
時価総額90.0億円
初値予想レンジ2万円〜2万2000円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
コネクタ・スイッチ等の電子部品の精密プレス加工及び金型製作、貴金属表面処理加工が主な事業内容。
精密プレス加工と貴金属表面処理加工を一貫して行う能力を保有する事で顧客の求める品質・価格・納期に対応している。
工程別売上高の比率を見ると表面処理加工による割合が高く、前期(2007年7月期)中間期では売上高全体の90%以上が表面処理加工によるものとなっている。
精密プレス加工では、主な顧客であるコネクタメーカーより依頼を受け、コネクタのプレス金型の設計・製作を行い、製作した金型を使用して加工(プレス加工)・成形品(フープ成形品)の生産を行っている。
表面処理加工工程では、コネクタ・スイッチ・ICソケット等のプレス成形品の高速金めっき加工・銀めっき加工・パラジウムニッケル合金めっき加工を行っている。
当社が精密プレス加工及び表面処理加工を行っている電子部品は、パソコン及びプリンター等の周辺機器等のパソコン関係や、携帯電話の搭載品やバッテリー関係の周辺機器、ICソケット等の半導体設備やゲーム機器などの他、自動車の制御部分や計器類・デジタルカメラなどのデジタル家電などで使用されております。
前期(2007年7月期)連結業績(見込み)は、売上高:119.4億円(前期比12.1%増)、経常利益:12.2億円(前期比19.7%増)、当期純利益:8.6億円(55.5%増)となっている。当期純利益が大幅増となっているのは、前々期(2006年7月期)に工場の統合・閉鎖による減損損失を計上していたための反動増。
今期連結業績(計画)は、売上高:127.6億円(前期比7.0%増)、経常利益:12.7億円(前期比3.5%増)を見込んでいる。
関わりの深いIT産業の業績(市場)動向及び主要顧客であるコネクタメーカーの内製化動向の他、主要原材料価格の変動(金や銅など)には注意が必要と言える。
海外売上高(主に中国・フィリピンなどのアジア諸国)が好調に推移している事は素直に好感が持てるが、為替の影響を受ける可能性があることにも留意したい。


<投資戦略>
売却可能なVC保有株が12000株存在し、公募売出しもやや大きめなことから初値形成においての需給はややルーズと思われる。明日は同日上場が3社あることから初値投資資金も分散されると思われ、同社の初値はそれほどは過熱しないスタートとなりそうだ。
事業的には地味ではあるが、技術力はそれなりの評価をうけており、どちらかというと中期的な投資案件として考えたい。ただ、現時点では成長株との認識は少なく、投資については見送りもありと考える。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。