バンテック・グループ・ホールディングス(9382)


9月18日に東証1部市場上場のバンテック・グループ・ホールディングス(9382)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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(株)バンテック・グループ・ホールディングス(9382)
銘柄(株)バンテック・グループ・ホールディングス
市場東証1部市場
上場日9/18
公募価格233,000円
連結PER(なければ単独)11.33倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額116.5億円
時価総額559.4億円
初値予想レンジ21万円〜23.3万円
需給度合い(S〜D 5段階)C
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)
短期ディーリング参加妙味度(5段階)
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
主に企業物流を対象とした、国内及び国際間の並びに物流加工等の関連サービスが主な事業内容。
生産用自動車部品の工場間物流や飲料・生活用品などの輸送。また、自動車メーカー専用埠頭での、車両の管理や船舶への積込・海外からの輸入車両の荷揚げ作業などを行う「国内物流事業」。
航空機や船舶を利用した、輸出貨物の集荷・梱包・通関・航空機への搭載・現地輸送までの一貫した業務のトータル提供を行う「国際物流事業」。
自動車関連を中心とした機械設備などの重量物の解体・輸送・据付から試運転まで一連の企業向け重量機工サービスや、法人向けの引越し業務、物流関連を中心とした作業員等の人材派遣等を行う「その他の事業」の、計3事業を展開している。
前期での売上構成比は、国内物流事業:56%、国際物流事業:39%、その他の事業:4%となっている。
当社は平成18年3月に、グループ全体を統括する目的で設立。前期連結業績では、売上高:1511.0億円(前期比8.7%増)、経常利益:72.4億円(前期比5.5%増)。
売上構成比では、国内物流事業が56%と大きな割合を占めているが、近年は国際物流事業が台頭してきており、業績拡大の牽引役として大きく貢献している。
自動車関連業界との関係が深く、主な顧客としては日産自動車(前期売上高の17.1%。日産自動車グループ全体では26.1%)が挙げられる。
今期計画は、売上高:1650億円(前期比9.1%増)、経常利益:74億円(前期比2.1%増)を見込んでいる。
国内物流事業の売上高が減少傾向にあることや、自動車関連業界に対する売上が大きく業績にも影響を与える可能性があることは懸念材料。


<投資戦略>
今のIPO市場で100億円以上の公募売り出し案件は消化不良を感じさせる。公募価格形成が下限で決まったこともマイナスイメージで引き合いはかなり少なかった模様。ファンダメンタルズ面に目を向けても、成長力も小さく、どちらかというと安定企業のイメージ。東証1部上場銘柄ということで、上場後はTOPIX組み入れの買い需要が期待できるものの、肝心の東証1部市場が不安定な相場展開を続けているため波乱含みの展開もありそうだ。いずれにしろ、リスクをとって上場直後に買いにいく魅力には乏しく、株価が落ち着くのを待ってから投資しても遅くはなさそうだ。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。