前田工繊(7821)


8月6日に東証2部市場上場の前田工繊(7821)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


★会員サイト内、新情報追加のお知らせ
本日より、上場初日取引を終えた時点での株価動向及び株価水準を勘案した「短期ディーリング参加妙味度」と「中長期保有妙味度」の修正評価を追加で公開させて頂いております。

今後も投資家の皆様のお役に立てるよう、より良いサービスを提供していきますので、今後とも宜しくお願いいたします。


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前田工繊(株)(7821)
銘柄前田工繊(株)
市場東証2部市場
上場日8/6
公募価格3,000円
連結PER(なければ単独)18.45倍【前期ベース】
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額19.5億円
時価総額74.6億円
初値予想レンジ3000円〜3300円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
環境資材事業・産業資材事業・その他の事業の計3事業を展開している。
環境資材事業では、盛土補強材・土木シート・プラスチック擬木など、繊維と樹脂を素材とした環境資材と、トンネル・建築物柱などのコンクリート建造物の補修・補強材料の製造・販売や工法の提供を行っているほか、流出油の拡散防止(オイルフェンス)等に使用される、各種フェンスの製造・販売を行っています。
産業資材事業では、主にIT産業のクリーンルームなどで使用されるワイピングクロス(水や汚れなどをぬぐい取る布)などの繊維製品を対象とした、独自のカット技術と加工技術の提供を行うほか、、不織不の原反メーカーとして、二次加工メーカー・最終製品メーカーに製品の供給を行っています。
主力事業は環境資材事業で、今中間期での売上比率は、環境資材事業:83.4%、産業資材事業:16.6%となっています。
前期連結業績は、売上高:116.9億円(11.5%増)、経常利益:8.1億円(23.8%増)。
今期連結業績(計画)では、売上高:122.8億円(5%増)、経常利益:12.5億円(54.1%増)を見込んでいる。
原材料価格が高騰したものの、製品価格への転嫁進めたことや生産の効率化、経費の抑制等により利益率は上昇傾向にある。今中間期での連結業績は、売上高:66.6億円(達成率54.2%)、経常利益:7.8億円(達成率62.2%)となっており、好調を維持しているといえる。


<投資戦略>
今期予想だとPERは11.2倍とほぼ妥当な水準。地味な業態であり、成長性に乏しいといえるが業績は安定しており業界内では利益率も高いことは評価に値する。主幹事は野村證券、最近の野村證券IPOに対する姿勢は自然体に任せている感がある。(本来もちろんそうあるべきではあるが、)であるとすると、初値が公募価格より上であるか下であるかによって目先の株価の方向性を決定付けそうだ。20億円の公募売り出しはやや消化不良を感じさせるが、5月に上場したタケエイ(2151)が環境関連として意外な人気になったこともあり、前田工繊にも連想が働くか注目したいところ。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。