イー・ガーディアン株式会社(6050)

上場2日目コメントを特別に公開しています。

イー・ガーディアン株式会社(6050)
銘柄イー・ガーディアン株式会社(6050)
市場東証マザーズ市場
上場日2010/12/1
公募価格1300円
連結PER(なければ単独)8.6倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額5.4億円
時価総額20.0億円
初値予想レンジ2600円
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)
中長期保有妙味度(5段階)
<コメント
インターネット上のサイト、掲示板、投稿監視、及びユーザー監視をなどのサービスを主要事業としている。
主要な事業は以下の4項目。

?投稿監視サービス
インターネット上で運営されるブログ、SNS、など大規模サイトを中心に、そこに寄せられる投稿、コメント、トラックバック、画像などを運営者に代わり24時間体制で有人監視するサービス。売上高の81.8%を占める主要事業。

?オンラインゲームサポートサービス
オンラインゲーム運営企業に対し、ゲーム内のチャット、投稿の有人監視サービスや、快適なゲーム運営のための動作チェック、また運営活性化のための各種のプロモーションサポートを行うサービス。

?派遣業務
オペレーションの専門スタッフや専門チームの派遣を行い、投稿監視、カスタマーサポートを自社内で行いたいという顧客に対応するサービス。

?インターネット運営カスタマーサポート業務
ユーザーからの問い合わせに対するサポートや、コミュニティサイトの企画、運営代行、インタ-ネット風評調査、ソーシャルアプリの運営サポートを行うサービス。

現在、市場でSNSサイトとして話題に上がるグリーを始めとしてバンダイナムコ楽天など、数多い国内大手メーカーと取引があり、比較的業態も個人投資家に理解され易いことからブックビルディングも堅調に進みそうだ。公開規模も4.5憶円とマザーズ市場のIPOとしては最小規模で、3カ月のロックアップもあることから需給的には問題なく、堅調な初値となりそうだ。


<投資戦略>
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★

インターネットのサイトへの投稿監視業務ということで、一般投資家に理解されやすく、成長イメージを描きやすいこと。今後12月は大型上場が相次ぐIPOの中で小粒な事。株式市場が上昇基調に変わりつつあること。などの要因から初値は高騰しそうだ。

インターネットではSNSの浸透やオンラインゲームの普及とともに、ネットで不適切な投稿、発言を監視する機会、気運が一層高まっており、今後もそのニーズは大きくなる事は想像に難くない。そのため今後は大手の参入などライバルの増加が懸念材料となるが、当面は先行企業としてのアドバンテージがあるものと思われる。
問題は初値が高騰するため、初値示現が2500円〜3000円になった場合、すでにPERからみた割安感はなく、需給頼みの展開となりそうだ。
また1950円以上はロックアップが解除となるため注意が必要。


<上場初日分析>
(下記2項目は、初日取引を終えての短期、中長期の修正投資評価です。)
短期ディーリング参加推奨度:★★
中長期保有妙味度:★★

初値は、朝から買い物を集め、大引け5分前に3000円で寄り付いた。
公募価格からの上昇率は130.8%と大幅上昇となった。
その後、5分間の取引で終値は2700円で終了している。出来高は57万3000株、VWAP (加重平均)値は2947円となった。
本日は、わずか5分間の取引であまり参考にはなりにくい。
しかし、陰線で終了し、出来高の多い初値水準の3000円を1割下回ったことはマイナス材料。
また、初値が公募価格の1.5倍以上を上回ったことにより、ロックアップが解除となっていることも注意したい。今後(本日、一部出ているかもしれないが、)VC保有分が市場に放出される可能性もありボラティリティ(値幅)が大きくなる可能性もある。
とりあえずは明日の寄り付き、終値に注目したい。
寄り付きが売り気配スタートだと、さらに上値は重くなり、戻り売り基調になる可能性が高まろう。逆に陽線で終了するか、3000円を超えて終了してくるようだと短期的には上昇基調となる。
ただ、ファンダメンタルズ的には今期の大幅増益を考えても、株価はほぼ妥当水準と考えられ目先は需給的な動きに左右されることになりそうだ。

<上場二日目分析>
本日、2759円+59円で終了した。本日の高値は2999円、やはり上場初値の3000円で頭を押さえられた形となった。日足は陽線となったものの小さく、一時は安値を更新する場面もあったことからその信頼度は低そうだ。
出来高は昨日を超える69万1900株。
本日のVWAP値は2811円。昨日のWAP値よりさらに下がったうえ、終値が依然VWAP値を下回っていることを考えると需給的にはまだ厳しい展開。
明日の株価が2811円を下回って推移する時間が長いようだと再度下値模索の動きとなりそう。
やはり3000円をはっきり超えられるまでは上昇基調は確認できないものと考えておきたい。



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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。