FPG(7148)

9月7日にJASDAQ市場上場のFPG(7148)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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FPG(7148)
銘柄FPG(7148)
市場JASDAQ市場
上場日9/7
公募価格3300円
連結PER(なければ単独)8.0倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額8.5億円
時価総額39.7億円
初値予想レンジ3000円〜3300円
需給度合い(S〜D 5段階)A
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
タックス・リース・アレンジメント事業※を行う。※投資家が船舶、海上輸送用コンテナ等のリース事業に出資し、リース期間中の事業損益の取り込みを行うことで、税の繰り延べ効果を享受するとともに、リース期間満了時にリース物件を売却して、キャピタル・ゲインを追求する一連の取引を指す。

当社及び国内子会社(SPC)43社、子会社持ち株会社1社およびその他子会社の計46社で構成。
SPCとは、特別目的会社をいい、株式、債券の発行等の特別な目的のために作られた会社のこと。
当社では、オペレーティング・リース事業を行う際、個別案件ごとにSPCを利用している。

【業務の流れ】
(組成)1.案件受注→(組成)2.案件組成→(販売)3.私募の取り扱い→(組成)4.リース開始→(販売)5.地位譲渡→(管理)6.案件管理→(組成)リース満了

※組成に関してはアレンジメント・フィー、販売に関しては販売手数料、管理に関しては管理料として各々売上に計上している。

【リース対象物件】
海上輸送用コンテナ(参考リース期間:3年2カ月〜9年間)
船舶(参考リース期間:7年間

海運業界の設備投資動向にオペレーティング・リースの組成動向が影響を受ける可能性がある。
また、海運業界の業績次第では投資家の賃借人への信頼度やリース期間終了時の物件売却額に影響を与える可能性がある。

現在(第3四半期累計期間)、10案件を組成している。組成金額は189億円。

【リスク】
賃借人の倒産、営業者である当社子会社(SPC)または当社の倒産、残存価格リスク、為替リスク(リース物件売却価格は米ドル等の外貨建て)、税制・法制・会計制度の変更など。


今期(2010年9月期)予想は、売上高:16.2億円(前期比89.5%増)、経常利益:7.7億円(前期比219%増)。
第3四半期までの進捗は売上高:11.2億円(69.3%)、経常利益:5.3億円(68.6%)となっている。

※当社業績は第2四半期または第4四半期に偏重する傾向がある。当社の販売する有価証券は、その初回損益分配時期までに出資することにより投資効果が得られる。国内法人の傾向として、3月決算もしくは9月決算が多いため、投資額も3月もしくは9月に集中するためである。

<投資戦略>

オペレーティングリースを専門にSPC(特別目的会社)などで組成するリース会社。

海上輸送用のコンテナ中心に組成しており、前期からは船舶用に進出。今後は市場規模の大きい航空機分野にも参入を見込んでいる。営業利益率も50%近くある高収益体質で、かつ高成長企業ともいえる。

しかしながら、一般投資家には事業内容が分かりづらい事と、今後、IFRS(国際会計基準)の適用で会計制度変更による事業リスクについて予測し辛いことがネガティブ材料となる。

ファンダメンタルズから考えた場合、PERは公募価格段階で8倍と割高感はない。高成長企業でオペレーティングリース専業ということもあり、他のリース会社と単純比較することに意味はないと思われるが、現在IPOの人気は低く、直近IPOのエフオーアイ上場廃止などもあり、事業内容の複雑な同社への投資家の敬遠姿勢は強まりそうだ。


やはり、IFRS適用の影響は現時点では読み辛く長期的な保有は見送りとしたい。短期的にも値動きははげしくなりそうで割り切った投資姿勢が必要といえる。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。