第一生命保険相互会社(8750)

4月1日に東証1部市場上場の第一生命保険相互会社(8750)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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第一生命保険相互会社(8750)
銘柄第一生命保険相互会社(8750)
市場東証1部市場
上場日4/1
公募価格140,000円
連結PER(なければ単独)28倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額7153億円
時価総額1兆4000億円
初値予想レンジ145000円~150000円
需給度合い(S〜D 5段階)D
注目度(S〜C 4段階)S
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
2010年4月から相互会社から株式会社へ組織変更。
当社グループは、子会社15社(うち連結対象3社)と関連会社37社(うち持分法適用30社)から構成。

生命保険事業の主な内容は以下の4つ。
1.生命保険業
各種保険について、人の生存又は死亡に関して一定額の保険金を支払うことを約し保険料を収受する保険の引受けを行うとともに、収受した金銭その他の資産の運用を行う。

2.損害保険ジャパン、American Family Life Assurance Company of Columbus、第一フロンティア生命保険等の業務の代理・事務代行

3.証券投資信託受益証券等の窓口販売業務など

4.1〜3に掲げる業務に付随または関連する事項


グループ会社では、主に3つに分類される。
1.保険事業及び保険関連事業(25社)
生命保険業や、企業年金関連事務等の生命保険業に密接に関連する保険関連事業

2.資産運用関連事業(17社)
外部収益の獲得を目的に国内外での投資運用・投資助言事業、有価証券投資事業、銀行業

3.総務関連・その他事業(10社)
当社の営む生命保険事業に付随・関連する事項として、専門ノウハウの集約や高度化等を目的に第一生命から分離のうえ、当社等からの総務関連・その他の受託業務

前期(2009年3月期)は、経常収益:5兆2252億円、経常利益:633億円。
今期(2010年3月期)計画は、経常収益:5兆1070億円(前期比−2.3%)、経常利益1780億円(前期比181%増)。
3Qまでの進捗率は、経常収益:78.5%、経常利益:74.4%と堅調に推移している。

リスク事項として、国内市場が縮小傾向にあること・資産運用面における金利・為替・証券化商品等の動向をに留意しておきたい。
<投資戦略>
明日、上場初日の取引はダッチ方式となり、13時の初値取引の一本値となる。
ただ、ダッチ方式とはいえ通常銘柄と同じく気配は表示されるため大きな混乱はないものと思われる。明後日以降は通常取引となる。
明日の初値だが、初日売却の場合、配当をもらえないこともあり、売り惜しみが出ることが予想される。その上NTTドコモ以来の大型上場ということもあり、証券業界では相場の起爆剤としたい考えもあり、普段株式の経験のない個人投資家も数多く参入していることから、4月1日の新年度相場入りということも手伝って証券営業サイドの努力の買いが初値の下支えとなろう。よって公募価格を下回る可能性は少ないものの、公募価格が仮条件上限に届かなかったことから、当初より初値予想の上限はトーンダウンして考えたい。

尚、本日イギリスのグレー市場で第一生命株は14万円台で取引されており、明日も堅調な初値を予測したい。

ただ、フェアバリュー的には公募価格段階でほぼ妥当な水準であり、今後の成長についても国内の少子化の流れを考えると、中長期の株価上昇についてはイメージしづらいといえよう。上場後短期動向については需給頼みの展開と割り切って考えておきたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。