4月2日に東証マザーズ市場上場のソケッツ(3634)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。ぜひご利用ください。
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ソケッツ(3634) | |
銘柄 | ソケッツ(3634) |
市場 | 東証マザーズ市場 |
上場日 | 4/2 |
公募価格 | 4400円 |
連結PER(なければ単独) | 22.3倍 |
主幹事証券 | 野村證券 |
公募売り出し総額 | 7.4億円 |
時価総額 | 45.2億円 |
初値予想レンジ | 8000円〜9000円 |
需給度合い(S〜D 5段階) | A |
注目度(S〜C 4段階) | A |
ブックビルディング参加推奨度(5段階) | ★★★★ |
短期ディーリング参加妙味度(5段階) | ★★★ |
中長期保有妙味度(5段階) | ★★ |
<コメント> 主に携帯電話向けの、音楽、映画、書籍、ゲーム等ジャンルに特化した専門(ジャンル)検索サービスや、主に女性向けのコミュニケーションサービスを中心としたモバイルサービスを提供。 これらサービスに対応した組込みアプリケーション開発、データベースの構築及びそれらを組み合わせたサービスの開発と提供を行っている。 事業としてメディアビジネス(専門検索サービス)と、コンテンツビジネス(モバイルサービス)の二つに大別される。 今期第3四半期時点での売上高比率は、メディアビジネス53.5%、コンテンツビジネス46.4%。 *メディアビジネス 音楽、映画、書籍、ゲーム等ジャンルに特化した専門(ジャンル)検索サービスが主力。専門検索は「作品情報中心」とした情報整理により、ユーザーが興味のある作品の購買やおすすめ情報を分かりやすく、簡単に知ることが可能。ユーザーが興味を持った作品には、該当作品を購入するためのサイトに誘導する。 当該検索関連サービスは主にKDDIに対して提供しており、一般ユーザーはKDDIを通じたサービスとして提供される。 当ビジネスは、以下3要素で構成。 1.サービスを実現するための携帯電話端末への組込みアプリケーションの開発 「メディアサービスアプリケーション」と称するソフトウェアの開発を行う。当ソフトウェアにより携帯電話上で音楽・映像当の作品を検索・再生するだけでなく、通信機能を活用してアーティストのプロフィール、楽曲のレビュー、コンサートチケット当の関連情報を取得することができる。 収入は通信事業者及び携帯電話メーカー等からの開発収入であり、アプリケーション開発に関する対価となる。また、携帯電話端末の出荷台数の応じた1台あたりで通信事業者及び携帯電話メーカーから受け取るロイヤリティ収入がある。 2.音楽や映像等の作品(コンテンツ)とユーザープロファイル(作品検索履歴等)に特化したデータベースの構築・運用 「メディアサービスデータベース」と称するデータベースの構築・運用を行う。当データを利用することで、個々のユーザーに対する情報提供を可能としている。 収入は主に通信業者(KDDI)からのライセンス収入。 3.データベースを活用して実現するサービスの提供・運用・保守 上述のアプリケーションやデータベースを活用し、専門検索を中心としたサービスの開発、運営・保守を行う。これらを一社で提供できる点に特徴がある。 収入は、通信事業者からの開発収入、運用・保守収入及び試聴数に応じて決定する広告収入がある。 *コンテンツビジネス 「デコガール」やゲームサービス等の携帯電話向けモバイルサービスの開発・提供を行う。 iモードやEZweb、Yahooケータイの有料公式コンテンツとして提供されている。 1.デコガール 20歳代〜30歳代前半の女性ユーザーをメインターゲットとし有料にて提供。 携帯電話のメール素材の提供に加え、電子書籍、アバター、音楽、占い、天気、ニュース、お笑い、ファッション情報等も提供し「女性向けライフスタイルサポートサービス」を目指す。 主な収益は月額利用料収入(200円)であるが、電子書籍等一部のサービスにおいては個別課金も行っている。 2.ゲームサービス 主に男性ユーザーを対象とした携帯電話向けのネットワークロールプレイングゲームの提供が中心。 主に海外企業からゲーム版権を仕入れ、当社にて国内端末向けの企画・開発・制作・検証を行った上で、各通信事業者を通じて配信を行っている。 収益は、ダウンロード毎に利用料を徴収する個別課金となっており、その料金はコンテンツ毎に異なる(30〜500円)。 当社の売上は下期に偏重する傾向がある。 メディアビジネスにおける主な販売先である通信事業者や携帯電話メーカーとの取引は、通常冬から春にかけて新機種や新サービスがリリースされることが多いため、契約締結及び検収が10月以降の下期に偏る傾向がある。 2008年3月期でのメディアビジネスの売上は上期41.3%、下期58.7%となっており、売上総利益においては上期39.3%、下期60.7%となっている。 前期(2008年3月期)は、売上高:17.1億円、経常利益:2.5億円。 今期(2009年3月期)見込みは、売上高:21.2億円(前年比24.0%増)、経常利益:3.5億円(前年比35.1%増)。第3四半期での進捗は売上高65.9%、経常利益62.2%となっており、上述のとおり売上が下期偏重となることを考えれば、概ね順調と言えるだろう。 | |
<投資戦略> 携帯コンテンツビジネスを事業内容としており、個人投資家にも解り易いビジネスモデルな上、成長期待も高いことから初値は大幅上昇スタートとなりそうだ。 また、3/31に同じ携帯コンテンツ関連のプライムワークスが上方修正していることも追い風となろう。ここ数日、上方修正や証券会社のレポートがリリースされたとはいえ、MTI、プライムワークス、の株価が上昇しているのも同社の上場が関係してなくはないようで、前人気の高さを裏付ける現象ともいえよう。 ただ初値示現時は、そういった成長期待をほぼ織り込んでしまうものと考えられる。 今年のIPOは、昨年と比較して堅調とはいえ、上場初値からその後上昇している銘柄は、大幸薬品(4574)など初値が公募価格から近い割安なスタートとなっている。(大幸薬品は公募価格2000円、初値2100円、その後の高値2755円) 今年、最も成長期待の高かったIPO銘柄はUBエナジー(3150)だったが、(公募価格950円、初値2000円、高値2100円、直近4/1終値1470円)と、公募価格に対し2倍以上の初値をつけたものの、その後は一貫して下落を続けている。 そういった状況を考えると同社がUBエナジーと全く同じ道をたどるとは言わないまでも、高値寄り付き後、似た動きをたどる可能性は高いように思われる。初値が公募価格の2倍で寄り付いた場合の同社のPERは40倍超とすでに割高。 ネガティブな営業手法の噂や、今ひとつ成長期待の見出しづらいビジネスモデルのUBエナジーと直接比較するのは無理があるものの、この水準では多くは期待しづらいのも事実。 今案件後、再度IPOは空白期に入ることから、一段高を期待し初値で購入する戦略もなくはないが、その場合は割り切れる最低限度の投資金額に留めておきたい。 超短期での売買にチャレンジする場合は、売り気配で売れなくなることのないよう留意することも必要。当然、初値をはっきりと割り込んだ場合のロスカットはしっかりと行いたい。 初値が予想に反して6000円以下で寄り付くようなことがあった場合には、短期で割り切って売買参加するのもよさそうだ。 |
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推奨時期 | 代表銘柄 | 推奨株価 | 推奨後高値 | 高値上昇率 | 到達期間 |
2006年10月 | 任天堂 | 24,470円 | 73,200円 | 2.99倍 | 1年 |
2007年7月 | 日本製鋼所 | 1,960円 | 2,425円 | 23.7% | 1年 |
2008年1月 | ウェザーニューズ | 651円 | 1,799円 | 2.76倍 | 6か月 |
2008年2月 | フェローテック | 1,025円 | 2,120円 | 2.06倍 | 6か月 |
2008年8月 | ピジョン | 2445円 | 3,460円 | 41.5% | 3か月 |
2009年2月 | アルバック | 1,503円 | 1,914円 | 27.3% | 継続中 |
2009年2月 | G社 | 1,195円 | 1,604円 | 34.2% | 継続中 |
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次回「中長期推奨銘柄」も候補を絞り、取材開始!
安値圏の今、中長期で大きな利幅を狙うチャンスです。
今後は相場の二極化がさらに進んでいくものと思われます。不況の中でも明るい光がある企業にスポットを当て、皆様に自信を持って推奨できる銘柄を精査中です。
2月推奨のG銘柄もまだ上昇段階の初期にあると考えております。加えて、次回推奨銘柄にもご期待ください。
【過去の推奨銘柄にみる当社の考え方】
★2007年は任天堂が約3倍
2007年は弊社が強く推奨した任天堂(7974)が大幅上昇をいたしました。
2006年10月に24,470円で初回の中長期推奨を行い2007年11月には推奨時から約3倍の73,200円まで株価は上昇しました。
※当時の任天堂推奨レポートを一部公開!
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★2008年1月推奨のウェザーニューズが2.7倍、2月推奨のフェローテックが2.0倍!
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G社は2009年の相場をけん引する可能性のある「環境関連」で欠かせない技術を持っている銘柄です。
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