ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)


★明日、今週有料サービス内において公開したIPOの株価分析を、サンプルとしてこのブログ上に公開します。是非、ご参考下さい。


また、当ブログの12月7日の記事にて、有料会員サイト内で公開している「短期推奨銘柄」の11月推奨銘柄実績を公開しております。
是非、ご覧下さい。
12月7日記事「11月推奨銘柄実績」はこちら


明日(12月21日)にNEO市場上場のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)
銘柄ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
市場JASDAQ「NEO」市場
上場日12/21
公募価格120,000円
連結PER(なければ単独)-
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額36.2億円
時価総額121.2億円
初値予想レンジ11万円〜12万円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
再生医療製品及び関連製品の開発・製造・販売を目的としたバイオベンチャー企業INAX富山化学工業、セントラルキャピタル(現三菱UFJキャピタル)との共同出資によって平成11年に設立され、ティッシュ・エンジニアリング(組織工学)技術を活用し、ヒトの細胞を培養して組織や臓器を作り出し、これを医療用途及び研究用途に提供する事を事業目的としている。
再生医療製品事業では、自家培養表皮・自家培養軟骨・自家培養角膜上皮などの開発・製造・販売を目的とし、薬事法の適用を受ける「再生医療製品事業」と、ラボサイトシリーズを代表とした、医療用途ではなく研究用途で使用される製品の提供を行う「研究開発支援事業」(薬事法の適用を受けない)に大別される。
今中間決算時点での売上高比率は、再生医療製品事業:79.7%、研究開発支援事業20.2%となっている。
今期業績(計画)は、売上高:1.3億円(前期比28.1%増)、経常利益:△11.0億円(前期比20.9%減)を見込んでおり、今中間期決算では、売上高:0.6億円、経常利益:△4.5億円。
自家培養表皮は製造承認(製造販売承認)を2007年10月に取得しているものの、その後の製造販売後調査等の体制整備が必要である事や、自家培養軟骨及び自家培養角膜上皮は製造承認の取得には至っていない状況であることから、何時ごろから業績への貢献出来るのか不透明感がある。
また、人員増強等によるコスト増加や研究開発助成金の減少などの要因により、利益面では前期を上回る損失を見込んでいる。


<投資戦略>
現在、世間でも注目されている、ヒト細胞の再生医療ベンチャーということで、事業内容としては目新しく、注目度の高いIPO案件といえそうだ。しかしながらIPOにおいて、過去、赤字のバイオベンチャー企業は、上場後株価が下落してるケースがほとんどで、個人投資家のアレルギーも強そうだ。
初値が公募価格より上昇してスタートした場合は、短期ディーリング人気が出る場合もありそうだが、ややリスキーな展開か。公募価格より下でスタートした場合は、公募売出し総額が36億円とやや大きいため、需給的に苦しくなることが想定され、公募価格ラインをはっきりと超えるまで安易な売買参加は控えたい。
ただ、長期的にはウォッチしていきたい企業と考えている。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。