MICメディカル(2166)


明日(11月30日)にJASDAQ市場上場のMICメディカル(2166)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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(株)MICメディカル(2166)
銘柄(株)MICメディカル
市場JASDAQ市場
上場日11/30
公募価格330,000円
連結PER(なければ単独)14.52倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額13.0億円
時価総額43.4億円
初値予想レンジ37万円〜40万円
需給度合い(S〜D 5段階)A
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★
<コメント
医薬品・医療機器メーカーが行う医薬品等の開発支援が主な事業内容。医薬品等研究開発のプロセスの一つである治験(臨床試験)の全て、またはその一部の業務を医薬品メーカーから受託または人員派遣による支援を行う「CRO事業」を展開している。
CRO事業は業務別に「CRO事業(派遣業務)」・「CRO事業(受託業務)」・「CRO事業(薬事申請業務)」の3業務に分類されています。
「CRO事業(派遣業務)」では、モニタリング業務を担当するCRA(治験モニタリング担当者)を医薬品・医療機器メーカーへ派遣するCRA派遣業務や、常に治験が定められた省令や薬事法及び治験実施計画書などを遵守されているかを評価・検証・品質管理を行うQC(Quality Control)要因派遣業務を取扱っている。
「CRO業務(受託業務)」では、医薬品・医療機関メーカーが外部機関を活用して治験を行う際に、その業務の全てまたは一部を受託しており、主な業務は①モニタリング事業、②データマネジメント業務・統計解析業務・医用画像解析業務、③その他。
「CRO(薬事申請業務)」では、医薬品・医療機器メーカーが製造販売承認を取得するために、当局への申請業務などの支援を行っており、①承認・許可申請代行業務、②薬事コンサルタント業務、③製造販売業務、などがある。
売上高率は、前期中間期時点で{CRO事業(派遣業務)」:55.1%、「CRO事業(受託業務)」:31.6%、「CRO事業(薬事申請業務)」:11.0%、その他の事業:2.1%となっている。
前期は顧客である医薬品メーカーによるアウトソーシング化の促進傾向を背景に需要が拡大し、前期(2007年9月期)業績は、売上高:32.0億円(前期比29.3%増)、経常利益:4.5億円(195.6%増)を見込んでいる。
引き続き治験の効率化や開発要因の変動費化が進んでいる事から、今期業績(計画)では売上高:42.6億円(前期比33.1%増)、経常利益:4.8億円(20.7%増)を見込んでいる。
反面、大手他社の参入による競争の激化、人件費の増加、災害用データバックアップシステムの導入など、コストの増加が予想される。


<投資戦略>
公募価格段階でのPERは割安感があるものの、CRO事業自体すでに上場企業も多く業態としての目新しさはない。業種としては中期的な成長が見込めそうだが、投資家人気は高くなさそうだ。公募売出し総額は13億円と最近にしてはやや大きめなものの、VC保有株はなく需給的には悪くはなさそうだ。昨今の新興市場IPO市場が好調なため、明日の初値は順調なスタートとなりそうだが、銘柄としての魅力に欠けるため、初値示現後は静かな展開を予想する。もしIPO銘柄ということで、投機的な人気となり急騰する局面があったとしても、高成長銘柄とのイメージがし辛く、短期で終息する可能性が高そうだ。よって、初値投資は推奨しない。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。