新田ゼラチンBB情報公開しました。

新田ゼラチン 株式会社
銘柄  新田ゼラチン(4977)
市場 東証2部
上場日 2011/12/20
公募価格(仮条件) (500円〜570円)
PER(仮条件PER) (5.3倍〜6.0倍)
主幹事証券 SMBC日興
公募売出総額(仮条件時) (18.1億円〜20.7億円)
時価総額(仮条件時) (77.6億円〜88.4億円)
初値予想レンジ -円
需給度合(S〜D ) B
注目度(S〜C ) B
BB参加推奨度(5段階) ★★
短期参加妙味度(5段階) -
中長期保有妙味度(5段階) -
<事業内容


コラーゲン、ペプチド、ゼラチンの生産・販売事業を行っている。

子会社12社及び関連会社5社により構成され、ゼラチンは国内では最大手。世界4位。



1.コラーゲン素材事業



コラーゲン素材事業は動物の骨や皮など、食肉産業の副産物から、ゼラチンやコラーゲンペプチド、コラーゲンケーシング、コラーゲン等を製造・販売する。ゼラチンの語源は、ラテン語の「gelatus」(堅い、凍った)に由来するが、その名の通りゼリーとして固まる力がゼラチンの最大の特性です。

ゼラチン、コラーゲンペプチドとも、組織的には、親物質であるコラーゲンともほぼ同一。



ゼラチン事業、ペプチド事業、ソーセージ用の天然の羊腸、豚腸の代替品としてコラーゲンケーシングを販売するケーシング事業、医療機器メーカー向けに人体皮膚や人体骨の生体材料として使用される医療用ゼラチン(コラーゲン)の販売を行うライフサイエンス事業などを行っている。



2.フォーミュラソリューション事業



様々な素材の配合技術により、付加価値の高い製剤を製造・販売している。

食品材料事業は、食用ゲル化剤やハム用品質安定剤等の食品用製剤を、食料品製造業に販売。

他に接着剤事業を行っている。



2011年3月期のセクター別の売上高構成比は、コラーゲン事業64.0%、フォーミュラソリューション事業36.0%となっている。



<コメント>


明治18年3月、創業者である新田長次郎が、製革業を始め、明治42年6月、合資会社新田帯革製造所を設立し、大正7年ににかわ(ゼラチン)の販売を始めた。その後昭和20年に合資会社新田製革製造所の事業を分割し、現在のニッタ(株)、新田ゴム工業(株)、及び新田ゼラチン(株)の前身である、(株)新田帯革製造所、新田護謨工業(株)、新田膠質工業(株)の3社を設立。ニッタ(株)は東証1部

歴史のある会社であるがそれ故に地味な事業内容であり、成熟事業の感が強い。上場市場も東証2部であり、公募売り出しも20億円とやや大きめであり消化難な状況か。PERは6倍と一見割安感はあるが、事業内容を考えると妥当ともいえよう。BBに対しては慎重に臨む事としたい。



<投資戦略>


<上場初日分析>