KLab IPO銘柄情報の追加コメント




株式会社 KLab
銘柄  KLab(3656)
市場 マザーズ
上場日 2011/9/27
公募価格(仮条件) (1540円〜1700円)
PER(仮条件PER) (13.3倍〜14.7倍)
主幹事証券 大和キャピタル・マーケッツ
公募売出総額(仮条件時) (12.4億円〜13.6億円)
時価総額(仮条件時) (75.6億円〜85.5億円)
初値予想レンジ -円
需給度合(S〜D )
注目度(S〜C )
BB参加推奨度(5段階) ★★★★★
短期参加妙味度(5段階) -
中長期保有妙味度(5段階) -
<事業内容



SNSゲームを自社で開発、提供しており、ソーシャル事業、SI事業、クラウド&ライセンス事業が主たる業務。



1.ソーシャル事業



SNSを通じてゲームなどのソーシャルアプリをユーザーに提供している。事業の基盤をソーシャルに集中する事を経営の意思決定とし2010年8月期よりソーシャル事業に参入している。

自社で開発したソーシャルゲームの提供を、「モバゲー」、「ヤフーモバゲー」、「グリー」、「ミクシイ」、「ニコニコアプリ」などの主要な複数のSNSのプラットフォームに対して行っている。PC向け、モバイル向け(フィーチャーフォンスマートフォン)とデバイスも多岐にわたっており、「マルチプラットフォーム・マルチデバイス」の方針で展開して、提供先を特定する事によるリスクを分散させているようだ。主要なゲームタイトルは「キャプテン翼」、「恋してキャバ嬢」など。



2.SI事業



コンシューマー向けにコンテンツの提供を行う顧客に対して、大規模システムのインテグレーションを行う事業。音楽業界、電子出版業界、アミューズメント業界、及び在京キー局を中心にサービスの提供を行っている。



3.クラウド&ライセンス事業



大規模・高負荷対応インフラの「DSAS」サービスの提供、受託した顧客の各種サイトの運営を行う「ホスティングサービス」、同社の技術やノウハウを製品化しアプリケーションサービスとして提供する「ライセンスサービス」から構成されている。



尚、その他事業においては、モバイル広告の販売代理及び人材紹介事業を行っていますが、人材紹介事業においては2010年8月期に事業を停止、モバイル広告の販売代理事業についても、2011年8月期に撤退する予定としている。



今期第3Q(2010/9〜2011/5)までの、カテゴリー別の売上高構成比は、ソーシャル事業54.5%、SI事業26.3%、クラウド&ライセンス事業19.1%、その他0.1%となっている。

主な販売先はDeNA(29.6%)やグリー(17.1%)となっており、やはり主要SNSゲームサイト向けが半分近くを占めているようだ。



<コメント>



全体の株式市場が不振の中、高値を更新し続けてるのがDeNAやグリーを始めとしたSNSゲーム(ソーシャルゲーム)関連であり、その人気はコナミカプコンなどのソフトメーカーにまで波及している。
また米国の株式市場においても、大手SNSメーカーであるジンガのIPOが年内に予定されており、SNSゲーム関連の銘柄として注目度は高い。コンシューマー向けゲームソフト企業は数多く上場しているものの、SNSゲーム向け主体で上場してくる企業はほぼ初めてであり、足元の業績も堅調な事から人気化は必至と思われる。



日本国内におけるソーシャルゲームの市場規模は、2009年度に337億円となり、2010年度に747億円、2011年度には1000億円を超える市場規模に達するものと予想されている。(出所:矢野経済研究所「急成長するソーシャルゲーム市場動向と将来性分析」)

国内プラットフォームに関しては、2009年8月にミクシイがオープン化、同年11月にDeNAのモバゲーがオープン化、翌2010年6月にはグリーがオープン化した事によって、ソーシャルゲームの市場規模が急速に拡大しており、世界展開も含めて、今後も活況を呈していくものと思われ、SNSゲームは未だ黎明期にあり、今後の成長も期待できそうだ。

その国内SNSゲームのオープン化に合わせて、2010年度からベンチャー企業でありながら、いち早く経営基盤をソーシャルゲームに集中させた経営判断は評価できる。2010年度は2タイトルのソーシャルアプリをリリースしたものの低調な結果に終わっているが、ノウハウを蓄積したことによって、2011年度のヒット作につなげている。



その人気タイトルのスマートフォンへの移行も進めており、「キャプテン翼」、「恋してキャバ嬢」などのスマートフォン版を直近で相次いでリリース。

KLab全体でのソーシャルゲーム登録ユーザーは1000万人を超えてきており(2011/7/13現在)、中でも「恋してキャバ嬢は」サービス開始から10カ月余りで500万人を突破する人気タイトルとなっている。



ただ、今後は、大手ゲームソフトメーカーもSNSゲームに注力してきている現状もあり、競争の激化が予想されそうだ。



<投資戦略>





<上場初日分析>











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