アニコム ホールディングス(8715)

3月3日に東証マザーズ市場上場のアニコム ホールディングス(8715)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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アニコム ホールディングス(8715)
銘柄アニコム ホールディングス(8715)
市場東証マザーズ市場
上場日3/3
公募価格2000円
連結PER(なければ単独)41.6倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額17.1億円
時価総額78.3億円
初値予想レンジ3300円~3500円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)A
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
ペット保険を中核事業(売上高の98%)とし、その他事業として動物病院支援、出版、保険代理店を行う。
保険持株会社である当社及び100%子会社であるアニコム損害保険株式会社(ペット保険専業)、アニコム パフェ株式会社(動物病院支援・出版)、アニコム フロンティア株式会社(保険代理店)の3社により構成。

【ペット保険】
全国4535件(2009年末現在)の動物病院と提携。
対象となる動物は「犬・猫・その他(鳥・うさぎ・フェレット)」
2009年末時点でのアニコム損害保険における保有契約件数は28万2202件となっており、種別の加入割合は犬:86.9%、猫:8.8%、その他:1.6%となっている。

取扱商品は4種あり、いずれも1年間での契約で、診療費の50%を保険金として支払う(一部例外あり)。
販売経路は〈1〉代理店チャネルと〈2〉直販チャネルの二つがある。
代理店チャネルには、ペットショップ代理店と一般代理店がある。

〈1〉ペットショップ代理店
全国のペットショップに保険代理店を委託。2009年末時点で399社(店舗数は1081店)と契約。主力商品のひとつである「どうぶつ健保べいびぃ(ペットショップで販売される満1歳未満の犬・猫を対象とするペット保険」を販売。

〈1〉一般代理店
既存の専業保険代理店や、店舗型の保険ショップ、企業内の保険代理店と契約。2009年末時点で378社(店舗数は1657店)。

〈2〉直販チャネル
アニコム損害保険のコールセンターへの資料請求を通じた加入、及び同社ホームページにあるオンライン契約サービスを利用したチャネル。

日本では2人以上の世帯の約半数が何かしらのペットを飼っている。ペット保険の認知度を向上させることにより、市場の開拓余地は大きいものと思われる。

今期(2010年3月期)予想は、経常収益:91.4億円(前年比-15.3%)、経常利益:1.7億円。
第2四半期までの進捗は経常収益:43.5億円(47.6%)、経常利益:1.1億円(62.0%)と比較的堅調に推移している。
<投資戦略>
成長力の高いペット関連ということに加え、今年第一号のIPO案件となることで投資家の注目度は高い。業種的にもペット保険というニッチな業種であり、上場企業の中に類似企業は存在しないことから新鮮味もある。現在国内のペット産業は伸び続けており、中でもペット保険に関してはいまだ浸透してるとはいい難く、言い換えれば今後も成長余地は大きいと思われる。

しかしその反面日本のペット業界は法整備も遅れており、悪徳業者の存在など業界自体にやや危うさが残るのも事実、そのあたりがリスク要因であり今後の課題といえよう。

PER的に見てもPBR的に見ても公募価格段階ですでに割安感はないものの2010年第一号案件とことと初物業種企業ということから初値は買い進まれそうだ。しかし、公募価格の2倍以上となる4000円以上ではVCのロックアップが外れることから注意が必要。短期的に急伸することは避けられそうにないが、初値示現以降は高値警戒感も強まりそうで初値投資を行うにははリスクが高い案件といえよう。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。