クックパッド(2193)

7月17日に東証マザーズ市場上場のクックパッド(2193)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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クックパッド(2193)
銘柄クックパッド(2193)
市場東証マザーズ市場
上場日7/17
公募価格9500円
連結PER(なければ単独)34.1倍
主幹事証券野村證券
公募売り出し総額30.1億円
時価総額124.4億円
初値予想レンジ15000円〜18000円
需給度合い(S〜D 5段階)B
注目度(S〜C 4段階)S
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★★
中長期保有妙味度(5段階)★★★★
<コメント
インターネット上で料理レシピの投稿・検索等が可能な「クックパッド」及びモバイルサイト「モバれぴ」を運営。
ユーザーの9割は女性で、30代女性では4人に1人がユーザーだと言われ、知名度の高いサイトとなっている。
クックパッド」の2009年5月時の月間利用者数は681万人(前年同月比52.5%増)となっており、利用者によって自主的に投稿・蓄積されたレシピ数は約55万品にのぼる。

*「クックパッド」及び「モバれぴ」のサービス概要
1.検索機能
メニュー名や特徴となるキーワード(「運動会」など)から該当するレシピを検索できる。また、食材から当該食材を使用したレシピを検索することができる。

2.掲載機能
ID登録利用者に対しては、「MYキッチン」を開設することにより、自分が作成したレシピを写真付きで投稿することができる。アクセス数の確認や他の利用者からのコメントが閲覧可能。

3.その他機能
自分が投稿したレシピだけでなく、他の利用者が作成したお気に入りレシピを「MYフォルダ」に登録して保存することが可能。また、お気に入りのレシピ作成者を「MYニュース」に登録することにより、当該作者の新着情報等が閲覧できる。


当社サイトを運営するにあたり、マーケティング支援事業、広告事業、会員事業の3事業を展開している。
2009年4月期第3四半期時点での売上高比率は、それぞれ63.2%、24.7%、12.0%。

マーケティング支援事業
食品、飲料、家電・調理器具製造・販売事業者、流通業者等が顧客。顧客の扱う商品やサービスの認知度向上や利用方法の理解促進といったマーケティング支援を行う目的で当社サイトにタイアップ広告を掲載する。
タイアップ広告の種類として「レシピコンテスト」、「スポンサードキッチン」がある。
「レシピコンテスト」では顧客の扱う商品を使用した商品を使用した料理レシピを募集し、利用者への認知度向上・新商品開発や販売促進に役立てる。
「スポンサードキッチン」では、当社サイト上で顧客が自ら扱う商品を利用した料理レシピの掲載を行うことにより商品の認知拡大と需要喚起を実施している。利用者は感想を投稿できる。

・広告事業
女性を対象とした自社製品を扱う広告主に対して、バナー広告の掲載やメールマガジンの配信等によって広告収入を得る。

・会員事業
当社サイトは原則として無料サービスであるが、より高い利便性を求める利用者に対しては月額294円でプレミアムサービス(人気レシピ検索や保存容量の増加)を提供。
その他、利用者の投稿レシピを掲載した本の出版により収入を得ている。


前期(2009年4月期)見込みは、売上高:10.8億円(前年比60.1%増)、経常利益:4.1億円(前年比28.9%増)。
今期(2010年4月期)計画は、売上高:18.1億円(前年比67.5%増)、経常利益:6.1億円(前年比48.5%増)。
タイアップ広告の手法が同業サイトに比べて先行しており、今後も収益のメインとして期待できそうだ。
<投資戦略>
明日の初値は大幅上昇からのスタートとなりそうだ。
今年の前人気が高いIPOを検証した場合、初値が公募価格よりも大幅に上昇したソケッツ(3634)、八洲電気(3153)などは好スタートした反面、その後しばらくは調整を余儀なくされている。
公募価格4500円に対し8000円の初値を付けたソケッツは7月1日に再度高値を更新したものの、4月2日の上場初日以来3ヶ月間の調整を必要とした。
八洲電気は、250円の公募価格と比較して今年のIPO最大の上昇率となる550円でスタートしたが、本日の終値は431円といまだ上場初日につけた高値を超えられないでいる。

そういった直近IPOの経緯と、公募売り出し総額でやや大型となる30億円規模というスケールを考えると若干は割り引かれるものの、業態の新鮮さと成長力、知名度の高さから見て大幅上昇スタートは避けられそうにない。
また、比較的類似企業でネット関連の勝ち組と目されるスタートトウデイ(3092)、ぐるなび(2440)、カカクコム(2371)などが騰勢を強めていることも追い風となろう。

仮に株価が予想上限の18000円に達した場合、PERは60倍台となるが今後の成長力を考えると極端な割高感は感じられない。
しかし、昨年鳴り物入りで上場したグリーに関しても、上場後、一度は初値から大幅調整しているこもあり、直近の人気IPOの動向を鑑みても一本調子での上昇については疑問も残ろう。
ここ数日の動きはともかく、上場後調整した場面があれば中長期的に狙っていきたい銘柄のひとつと考えておきたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。