paperboy&co.(3633)


12月19日にJUSDAQ市場上場のpaperboy&co.(3633)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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paperboy&co.(3633)
銘柄paperboy&co.(3633)
市場JUSDAQ市場
上場日12/19
公募価格1900円
連結PER(なければ単独)10.5倍
主幹事証券新光証券
公募売り出し総額2.8億円
時価総額25.1億円
初値予想レンジ2600円~3000円
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)★★
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
GMOインターネットグループに属しており、親会社GMOインターネットは当社発行済株式の59.6%を保有
インターネット活用支援として「ホスティング事業」「EC支援事業」を、インターネット集客支援として「コミュニティ事業」を展開。当社はGMOインターネットグループの中では主に個人向けの低価格帯のサービスを担う会社として位置づけられている。

2007年12月期の売上高比率は、ホスティング事業82.2%、EC支援事業9.8%、コミュニティ事業7.8%。

ホスティング事業
ウェブサイトやホームページを開設するためのサーバーや各種機能、ドメイン等を提供し、各サービスの利用料を主な売上としている。以下は、ホスティング事業における主なサービス。

ロリポップ!」
インターネット初心者をターゲットとしたレンタルサーバーで、08年10月末現在23万人以上の利用者がいる。
学生や若年層向けに、気軽に使える月額263円からの低価格で提供。

「チカッパ!」
ロリポップ!よりもサーバー用量が多く、独自のブログサービスや1契約で複数のドメインを利用できる機能などを提供。

「ヘテムル」
高度なウェブサイト構築が可能となる環境を整備しており、当社レンタルサーバーの中では最もハイスペックな機能を提供。

「プチ・ホームページサービス」
デザイン性を重視したホームページサービスで、日記帳やスケッチブックに日記を付ける感覚でホームページが作成できる。

ムームードメイン
サービス提供当初からドメインの取得がオンライン上で簡単、低価格で行えるシステムを導入。

*EC支援事業
電子商取引(EC)の運営を支援するオンラインショップ構築サービスと、オンラインショッピングモールを提供しており、サービスの利用料金が主な売上となる。

Color Me Shop!pro」
ブログを作成する感覚で簡単に開店できるシステムを提供しており、08年10月末現在で1万8000件以上のオンラインショップが開店している。

「カラメル」
Color Me Shop!proを利用しているオンラインショップが出店可能なショッピングモール。特徴的な検索システム等、様々な切り口からショップや顧客に誘導する仕組みを提供。

*コミュニティ事業
ブログやSNSなど比較的新しいインターネットサービスを提供しており、無料サービスについては広告掲載料、有料サービスについては利用料金やシステムのライセンスフィーが主な売上となっている。
当サービスは、統合IDサービス「Jugem Key」によって各サービスにおける会員登録の手間を排除し、ユーザーが参加しやすい環境を提供。

JUGEM
ブログの中に広告が掲載される無料版と、広告が掲載されず無料版の機能を拡張した有料版を提供。08年10月末現在で約77万人が利用している。

「Grouptube」
簡単にSNSやコミュニティサイトを作れる構築支援サービスとして提供。サークルや同窓会におけるメンバーとのコミュニケーションツールとしての利用や、組織における社内SNSとして活用されている。


前期(2007年12月期)は、売上高:17.9億円、経常利益:3.6億円。

今期(2008年12月期)予想は、売上高:22.3億円(前年比24.6%増)、経常利益:4.1億円(前年比11.9%増)の二桁台の成長を見込んでいる。中間期までの進捗は売上高47.6%、経常利益54.0%と概ね順調と言えるだろう。
<投資戦略>
明日の初値は大幅高となりそうだ。
今年最後のIPOということでIPOはこの後約1ヶ月間の休閑期に入ることから需給的にはタイトとなる。今年後半は不振続きだったIPOも、ここにきて初値が4社連続公募価格以上と状況は改善しつつある。
昨日上場のグリー(3632)にいたっては初値は公募価格を51.5%上回り、本日はストップ高となっている。以上のことから同じネット関連のカテゴリーに属する同社の初値には短期資金が集中しそうだ。
ただ公募売出し総額も2億円台とJUSDAQ市場のIPOとしてはサイズ的には最小の部類に入るため、初値は急騰することとなりそうだ。

ただ、グリーと単純に比較することは当然無理があり、初値が予想通りの3000円近辺で寄り付く場合には、同業他社と比較してファンダメンタルズ的には割高と考えられよう。
本日親会社のGMOインターナショナルやGMO系列のネット会社がストップ高していることからも投機的側面が強くなりそうなことを予感させる。

例年、年末年始はIPOが材料株化して乱高下する傾向があるが、今年は投資家の投資余力も余裕がないと考えられることから、株価が上昇したとしても滞空時間は短いと予想しておきたい。また、内容から見ても投資に適する案件は少なく、グリーとソーバルの直近IPO銘柄の動向には注意しておきたい。

総括的には、仕手化して上昇する可能性はあるものの、ファンダメンタルを伴わない動きとなりそうで、投資参加には割りきりが必要。
リスク的にはかなり高い投資案件となりそうで、2000円前半の初値でなければ見送りとしておきたい。




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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。