メディサイエンスプラニング(2182)


10月7日に大証ヘラクレスグロース市場上場のメディサイエンスプラニング(2182)の銘柄紹介を公開いたします。会員サイト内では、上場初日分析・二日目分析から最長で五日目までのテクニカル分析を行っております。是非、ご利用ください。


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メディサイエンスプラニング(2182)
銘柄メディサイエンスプラニング(2182)
市場大証ヘラクレスグロース市場
上場日10/7
公募価格1,100円
連結PER(なければ単独)8.3倍〜9.2倍
主幹事証券高木証券
公募売り出し総額5.0億円〜5.5億円
時価総額25.9億円〜28.5億円
初値予想レンジ1000円以下
需給度合い(S〜D 5段階)S
注目度(S〜C 4段階)B
ブックビルディング参加推奨度(5段階)★★★
短期ディーリング参加妙味度(5段階)
中長期保有妙味度(5段階)★★
<コメント
製薬会社等が行う臨床試験の運営に関わる各種業務の一部または全部を受託するCRO事業を行う。

CRO事業は、モニタリング業務・データマネジメント業務・ファーマコヴィジランス業務・その他業務に分類され、08年2月中間期の売上高比率はそれぞれ90.5%、5.5%、1.9%、1.9%となっている。

モニタリング業務
臨床試験の依頼者である製薬会社等により指名されたCRAが、臨床試験の実施状況を調査し、臨床試験臨床試験実施計画書、標準業務手順書、薬事法に規定する基準等に沿って実施、記録及び報告されていることを監視・確認する業務。
受託期間は2年から3年程度。
また、モニタリング業務を担当するモニターを製薬会社等に派遣する特定派遣業務も行う。

データマネジメント業務
臨床試験においてモニターにより収集されたデータを記録・管理(データベース化)し、そのデータを生物統計学的手法を用いて解析し、当該医薬品等の有効性・安全性等の試験成績を評価・検討する業務。
受託期間は6ヶ月から1年程度。

ファーマコヴィジランス業務
製薬会社等より委託を受けて、臨床試験、製造販売後臨床試験、製造販売後調査、文献・学会調査等で発生した安全性情報の収集、評価分析、当局への報告書作成等を支援する業務。

その他業務(メディカルライティング業務、コンサルティング業務、CSO業務等)
・メディカルライティング業務では医薬品等の研究開発から承認までに必要な、当局への各種申請書類、各種報告書及び論文等の作成支援を行う。
コンサルティング業務は、医薬品開発戦略の立案、当局への相談、申請資料作成等に関して総合的なコンサルティングを行う。
CSO業務は、医療機関に対する医薬品・医療機器等の営業活動や、マーケティング業務等を受託し行う。一般的にこれらは製薬会社のMRが行う業務だが、CSOは独自にMRを採用し、製薬会社等からの依頼に応じてMRの特定派遣、委受託契約による業務委託を行う。

前期(2008年8月期)予想は、売上高:54.4億円(前年比26.4%増)、経常利益:4.7億円(前年比74.4%増)。前期第3四半期では、売上高:41.3億円(進捗率75.9%)、経常利益3.7億円(進捗率78.7%)と順調に推移している。

尚、会社側では10月10日に2008年8月期実績と2009年8月期予想の発表を予定しているようだ。
<投資戦略>
明日の上場初値は売り気配スタートが避けられそうにない。
世界的な株安を受け、本日日経平均は続落、年初来安値を大幅に更新、各新興市場指数も同様の状態にある。
大幅に各銘柄がセリングクライマックスにさらされている状況の中、同社の割安感や投資意義を見出すことは難しそうだ。
また、10月10日に決算発表を控えているため、とりあえずはそれを見極めてからの投資案件と考えられそうだ。
ここにきて、下方修正をする新興企業が多いのもネガティブ材料。
とりあえずは様子見としたほうがよさそうだ。