アーバネットコーポレーション

銘柄                 (株)アーバネットコーポレーション
市場                  JASDAQ市場
上場日                 3/28
公募価格                350,000円
連結PER(なければ単独)        17.22倍
主幹事証券               新光証券
公募売り出し総額            14.7億円
時価総額                60.8億円


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不動産の開発販売、事業用地の仕入れ販売およぶ設計、施工管理の業務受託など、不動産開発が事業内容。設計事務所からスタートしたデベロッパーとして、デザイン力や芸術性で差別化を図り、自社ブランド「グランアジール」「アジールコートシリーズ」等を展開。また新規事業として、設計事務所ネットワーク化事業(アーキポート)等の展開を開始。
2006年6月期連結決算、売上高:43.1億円(48%増)。経常利益:4.7億円(87%増)。今期も好調で、今期中間期(2006年12月)において既に売上高:47.4億円。経常利益:9.2億円を達成、すでに前年を上回っている。基本的には、投資用の1Rマンションの販売が主流で、上期に物件の受け渡しが集中していたため中間決算は大幅な増収増益となっているが、下期はその反動で上期に比べややペースは鈍化しそうだ。


投資戦略
下期にぺースはやや鈍るとはいえ大幅増収増益となっている。ただ、来期以降の伸びは不透明な部分も残る。マンションデベロッパー各社共通して言えることだが、地価上昇によって用地取得がコスト増になる懸念が出てきているからだ。ただ、直近IPOが好調なこともあり初値はスムースな発進となりそうだ。本日27日、直近IPO銘柄は調整色を強める形となっている。しかし、4月中旬まではIPOの数が少ないことから需給はタイトであり、短期的にIPO銘柄において、ディーリング人気が高まりやすい環境にあるといえよう。しかし、公募価格からの上昇率が大きいと反落する値幅とリスクも大きくなるため、50万円以上で初値が示現するなら、短期ディーリングをするとしても初値投資は控え、押し目を待ってチャレンジした方が良いと思われる。初日大きく初値を下回って終わる場合もロスカットは厳密に行いたい。


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レポートは情報の提供を目的とするものであり、個別銘柄の売却、購入など投資勧誘を目的とするものではありません。最終的な投資判断は、必ずお客様ご自身の判断と責任のもとで行ってください。